ハーレーの工具って何を揃えば良いんだろう?
結論から言ってしまうと、自身が触る範囲で大きく変わってきます。
エンジンを組み上げるなどバイク屋さんなみの整備をするなら、たくさんの工具を揃えなければならないですよね。
しかし、基本的なメンテナンス程度であれば、そんなに工具は必要ありません。

何も知らずに立派な工具セットを買いましたが、使っているのは『ほんの一部』です
今回の記事では、2009年式ダイナ・ストリートボブを例にハーレーの基本的な整備に必要な工具を紹介していきます。
この記事を読めば、使わない余計な工具を購入せずに済みます。
では行ってみましょう。
ハーレーの整備に必要な工具
実際に私が整備で使っている工具をもとに紹介していきます。
基本的な整備に使う工具


- レンチ
3/8、7/16、1/2、9/16、5/8、3/4、10mm
- ソケット
5/8、5/8(Cタイプ)、エクステンション
- ヘックス
5/32、1/4、3/8、5/16、
- トルクス
T25、T27、T45
- ラチェットレンチ
- ドライバー


ホームセンターで販売されているのは1/4角(6.35mm)、3/8角(9.5mm)、1/2角(12.7mm)の3種類が主流です。



ソケットを買うときは注意しましょう
上記の工具を揃えると出来る整備


今回紹介した工具を揃えれば、下記のハーレーの基本的な整備を賄えます。
- エンジンオイル交換
- ミッションオイル交換
- プライマリーオイル交換
- フロントフェンダー脱着
- リアフェンダー脱着
- バッテリー交換
- プラグ交換
- エアクリーナ点検



リンク先で整備のやり方・手順を解説しています。良かったら参考にしてください
ハーレー整備用工具の揃え方
『一気に工具を揃えずに、整備するタイミングで揃えていく』



この考え方も悪くは無いですが、ここは思いきって一気に工具を揃えてはいかがでしょうか?
セットで買った方が安く済む
先ほど紹介した工具だけ購入すれば、無駄な工具を買わなくて済みます。
しかし工具を単品で買い揃えようとすると単価が高いので、費用がかさむのが難点。
なので、使わない工具が入っていても、セットで買ってしまったほうが安く済みます。



工具を探す労力もタダではありませんからね
コスパが高い工具セット
自分が何ひとつ工具を持っていない状態だったら「買いたい」と思う工具セットを選出しました。
(DAYTONA)インチ工具セット 43ピース
紹介する工具セットの中で一番ムダの無いセットです。
ユニバーサルジョイントが付属しているのが有難い。
(とても便利)



欲を言えばドライバーが付けて欲しかったところ
AP ツールセット インチ(48点組)
紹介する工具セットの中で一番安価なセットです。
※コチラもドライバーは付属していません。
アストロプロダクツ社は、安価で必要十分な性能の工具を販売してくれるありがたい会社。
私自身もアストロプロダクツ社の工具を何点か所有しています。



実際この価格帯だと、工具の精度の差はありません
POWERBUILT 201ピース 工具セット
紹介する工具セットの中で一番多くの種類が入っているセットです。
ドライバーまで入った充実のセット。
しかし、肝心の欲しいサイズのヘックスとトルクスが何点か不足しています。
正直、こんなにソケットは必要ないし数が多すぎて収集がつかなくなるのでオススメしません。



ハーレー以外も触るなら、買っても良いかもしれませんね
ハーレーの整備範囲を広げる工具類


紹介した基本的な整備に必要な工具のほかに、買い足すと整備範囲が広がる工具を紹介します。
スナップリングプライヤー
スナップリングプライヤーがあると作業の幅が広がります。
- ハンドルバー周り整備(スイッチボックス含む)
- クラッチ調整



ハーレーはこれ以外にもスナップリングを多用しているので、1つ持っていると便利ですよ
バイク用ジャッキ



手回しで昇降するタイプよりラチェットで操作するコチラのタイプの方が使いやすいですよ
バイク用ジャッキがあると、全体的に作業がやりやすくなります。
- 各種オイル交換
- 車体からのホイール脱着
車のパンタグラフジャッキでも代用可能です。
しかし車体を支える面積が小さいので安定感は皆無。



さすがに車体が300kgを超えてくると、車体が傾いてしまった時に支えられません
安心して作業するためにもバイク専用ジャッキの購入をオススメします。
ニッパー
ケーブル類をまとめる結束バンドを切るのにあると便利です。
私は応急処置用に結束バンドをツールバッグに忍ばせているので、ニッパーは欠かせません。
ツーリング先でナンバープレートが割れた時は助かりました。
どうせ買うなら少しお金を出して、良く切れるニッパーを買ったほうがいいです。



100均で販売されている安物のニッパーでは結束バンドを切断できません


工具が少なくてもハーレーの基本的な整備は賄える
今回の記事ではツインカムダイナを例に必要な工具を紹介しました。
ハーレーはモデルを跨いだ共通部品が多いのが特徴です。
なので今回紹介した工具『他の年式』『他のモデル』でもある程度適応できると考えています。
欲張って大規模なツールセットを買う必要はありません。



昔の自分に言ってやりたい
この記事で紹介した工具を揃えてから、カスタム・メンテナンスの必要に応じて買い足していきましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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