ハーレー・ダイナモデルのバッテリー交換のやり方【外し方~取り付け方の手順】

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ハーレーのラインナップの中でも、ダイナモデルのバッテリー交換は簡単と言われています。

たしかに他のモデルに比べたら簡単かもしれない。

でも、それは慣れた人の感想ですよね。

本記事では、初めてダイナのバッテリー交換にチャレンジする人に向けて、2009年式FXDBを例に丁寧に交換手順を解説しています。

では行ってみましょう。

この記事を書いた人
  • 所有車種:2009年式FXDB
  • 所有歴:14年
  • 整備アイデアやツーリング情報を発信
ころつけです
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ハーレー・ダイナモデルのバッテリー交換の準備

ダイナモデルのバッテリー交換に特別な工具は必要ありません。

交換費用も社外品バッテリーを使えば10000円以下で済んでしまいます。

ハーレーのバッテリー【純正と社外品と比較してみた結果】

バッテリー交換に必要な工具

ハーレーのダイナモデルのバッテリー交換に必要な工具は、以下の2点のみです。

  • プラスドライバー
  • 10mmのスパナ

プラスドライバーだけでも出来ますが、スパナがあったほうが確実です。

ダイナモデルに適合するバッテリー

ダイナモデルの適合バッテリー

ダイナモデル(ツインカム)に適合する型式はSTX20L-BSです。

同じ型式でも端子の間にスペーサーを挟むタイプのものあります。

社外品を使えば費用を抑えられますよ。

ハーレーのバッテリー【純正と社外品と比較してみた結果】

基本的には初期充電が不要

一般的なバッテリーは購入から日が浅ければ、初期充電はせずにそのまま使用できます。

写真のような電解液が注入されていないタイプのバッテリーも販売されています。

コチラは電解液を入れた後に初期充電が必要です。

ハーレー・ダイナモデルのバッテリーの交換手順

ダイナモデルのバッテリーは車体右側に付いています。

作業前は必ずエンジンを切りましょう。

ダイナモデルのバッテリーの取り外し手順

ダイナモデルの良いところは、シートを外すなど面倒な工程が無いところ。

慣れてしまえば、取り外しに5分もかかりません。

カバーを外す

プラスドライバーを使ってカバーの下部のボルトを外していきます。

純正で付属しているボルトは小さいので紛失に気を付けましょう。

筆者は一度紛失しています。

端子を外す

スパナを使って端子を外していきます。

外すときは必ず向かって左側のマイナス端子から

マイナス端子→プラス端子の順番で外していきます。

バッテリーストラップを外す

バッテリーはストラップで固定されています。

右側の金具を外して、ストラップを取り外しましょう。

ストラップのゴムは固いので少し力が必要です。

バッテリーを取り出す

左右に揺らしながら引き抜くと取り出しやすいです。

バッテリーがボックスからある程度出てきたら、両手で支えて引き抜きます。

落とさないように気を付けましょう。

倒してしまうと、中の希硫酸が漏洩して危険です。

バッテリー液は希硫酸。希硫酸に触れるとやけどの恐れがあるので、すぐに多量の水で洗浄してください。液が付着した衣服、床、エンジンルーム内などを放置すると腐食により損傷します。

引用:一般社団法人 電池工業会

落とさないように慎重に作業しましょう。

ダイナモデルのバッテリーの取り付け手順

基本的に取り外しの反対の手順で作業を進めていきます。

バッテリーを格納する

社外品バッテリーを考えている方は注意が必要です。

実は同じ型式でもメーカーによっては、ケースに収まらないことがあるんです。

スクロールできます
純正台湾ユアサスーパーナットスーパーナット
AGM
ハーレー純正 バッテリー 66000207A AGM 97〜03年XLモデル 97〜17年ダイナモデル 97年以降ソフテイルモデル 07〜17年V-Rodモデルバイクバッテリー / STX20-BS (互換型番 65991-82B 65991-82A 65991-75C) ハーレー用 バッテリー 密閉型 MF SUPRE NATTO(スーパーナット)スーパーナット ハーレー専用AGMバッテリー 65989-97S■YTX20L-BS YTX20HL-BS 65989-97C 互換 65989-97S
寿命3年7ヵ月4年3ヵ月2年4ヵ月2年0ヵ月
価格(税込み)29,000円14,979円6,680円12,580円
電池セルの構成AGM密閉型鉛蓄電池密閉型鉛蓄電池AGM
購入はコチラ購入はコチラ購入はコチラ購入はコチラ
寿命は実際に筆者が使用した期間です。使用・保管条件は全て異なるため参考程度にお願いします。

ハーレーのバッテリーは純正じゃなきゃダメ?社外品と比較してみた結果

筆者が使ったことがある社外品はすべて問題ありませんでした。

端子を取り付ける

バッテリーをストラップで固定したら端子を取り付けていきます。

端子の取り付けは、取り外しと逆の手順になります。

取り付けるときは必ず向かって右側のプラス端子から。

プラス端子→マイナス端子の順番で取り付けていきます。

カバーを取り付ける

ボルトの紛失に注意して取り付けていきましょう。

話がそれますが、代替のボルトを使うときは注意が必要です。

ハーレーはユニファイねじを使っているからです。

おもにホームセンターで販売されているのは、ウィットねじ。

微妙にネジ山の角度が違うんです。

ホームセンターに売っているインチボルトはハーレーに使えない

とは言うものの、バッテリーカバーくらいだったらウィットネジで収まってしまいます。

筆者もウィットネジで代替しています。

始動テスト

正しく取り付けられていれば、元気良くセルが回ってエンジンが始動するはずです。

なお、バッテリーを取り外すと時計がリセットされてしまいます。

インジケータ横のトリップボタンを操作して時刻を設定し直しましょう。

ハーレーのバッテリー交換は2年に1回を目安にする

ハーレーのバッテリーの寿命は2年前後と言われています。

そうは言っても使用環境で大きく変動してくるので、あまりアテになりません。

筆者は13年間、ダイナストリートボブに乗っていますが、長い時で4年以上、短い時で1年半くらいしかもちませんでした。

2年近く経ったところで交換を意識したほうが良さそうですね。

【ハーレーのバッテリー上がり】寿命と交換時期を見極める方法を紹介

ハーレーのバッテリーは純正じゃなきゃダメ?社外品と比較してみた結果

筆者はコストパフォーマンスに優れた社外品バッテリーを使っています。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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