ハーレーはお金のかかるバイクのイメージをお持ちでは無いでしょうか?
筆者も所有してから気が付きました。
ハーレーのメンテナンス費用は日本車と大差ない。
むしろハーレーは社外品が多く流通しているので選択肢が多く、工夫次第で日本車よりメンテナンス費用を抑えることが出来ます。
ハーレーの維持費は高い?ストリートボブを例に税金・整備費を紹介
筆者は長くハーレーに乗っているだけで、難しい整備は出来ません。
そんな筆者でも14年、ダイナ・ストリートボブを所有できています。
筆者が出来るのは簡単な整備のみ。
だけど、それをやるだけでけっこう整備費用を節約できます。
年換算で30000円程のメンテナンス費用を節約出来ますよ。
本記事は整備費用が気になってハーレーの購入を躊躇している方に、ぜひ読んでもらいたい内容になっています。
では行ってみましょう。
筆者が自分でやっているハーレーのメンテナンス
- オイル交換
- 社外品のバッテリーを使う
- プラグ交換
- エアクリーナ点検
- タイヤ交換のみショップに頼む
筆者は長く乗っているだけで、難しい整備は出来ません(2回目)
難しそうなものは、迷わずショップに委託します。
オイル交換
高品質なオイルを求めなければ、メンテナンス費用を抑えられます。
具体的には年に2回交換(エレメント交換含む)して、9000円程度。
とはいえ、近年は世界的なインフレや円安の影響もあり、だいぶ値上がりました。
昔はこの半分くらいの値段で済んだんですよね。
筆者は定期的に交換すれば普通のオイルで十分という考えです。
レースに出るわけでもないし、そんなに回すエンジンでは無いですからね。
社外品のバッテリーを使う
正直バッテリーは、素材が変わらない限り『どれを使っても大差ない』と思っています。
※個人の感想です
どちらかというと、バッテリーの寿命を延ばすには保管条件が重要。
- 定期的にバイクに乗る(1時間程度)
- 乗らないときはバッテリーを外す
- 常に充電器につなぐ
中国製の安いバッテリーでも上記の保管条件を守った結果、4年間維持できました。
プラグ交換
プラグは車体トラブル時に真っ先に疑う場所です。
特殊な工具も要らないので、メンテナンス方法を覚えておいて損は無いと思います。
と、思いながら自分で整備するようにしましたが、プラグのトラブルに遭ったことはありません。
ショベルヘッドなどの旧車にはプラグ被りが頻繁に起こりましたが、最近のインジェクション車両にはほぼ起こりません。
エアクリーナーのメンテナンス
フィルターを交換するのが1番手っ取り早いですが、メンテナンスキットを使って延命しています。
定期的にメンテナンスすれば、エンジンの性能を引き出すだけでなくフィルター交換費用を節約できます。
筆者は延命しつつも『3年に1回の頻度でフィルターを新品に交換』しています。
タイヤ交換のみショップに頼む
筆者は車体からホイールを抜いて、車でショップに持ち込んでタイヤを組み込んでいます。
リアはベルト周りをバラすのが面倒なので、お店に委託しています。
ハーレーの整備に必要な工具【最低限これだけ買っておけば十分】
タイヤ交換費用の相場
下記の表は2009年式ダイナ・ストリートボブのタイヤ交換にかかる費用です。
ショップによってバラツキがありますが……
- ハーレーのタイヤ交換の費用は前後で合わせて6万円程度。
- タイヤの交換頻度は5年前後が目安。
※ただしモデル・タイヤの大きさによってバラツキが大きい
※走行距離・保管条件で異なる
タイヤ | タイヤ本体 | 組込み | 組込み&取付け |
---|---|---|---|
前輪(100/90B19) | 13000円 | 4000円 | 8000円 |
後輪(160/70B17) | 25000円 | 4000円 | 11000円 |
通販を利用するとタイヤの購入費用を節約できますよ。
タイヤ交換の費用を抑えるアイデア
筆者は通販でタイヤだけ購入して、お店に持ち込んでホイールに組み込んでもらっています。
タイヤチェンジャーを購入して全部自分でやってしまうのもアリ。
ただ、スペースの制約、使用頻度を考えるとコスパが悪そうなので微妙なところです。
筆者が自分でやらないハーレーのメンテナンス
- ユーザー車検
- ブレーキパット・フルードの交換
自分でやるべきかショップに委託するか判断が分かれるところですね。
ユーザー車検
筆者はユーザー車検を利用したことがありません。
ショップに委託する理由
- インジェクションチューニングをしている
- 故障の予兆を察知する目利きに自信が無い
上記の2点はもちろん、日常メンテナンスの歯止めの意味合いもあります。
ユーザー車検のメリットは捨てがたい
ユーザー車検のメリットは、費用の安さです。
ユーザー車検の費用 | 金額(計17020円) |
---|---|
自賠責 | 11520円 |
重量税 | 3800円 |
検査印紙代 | 1700円 |
ショップに委託するのに比べ1/3くらいの費用で済みます。
こうしてユーザー車検を紹介していますが、ある程度『自分でバイクの不具合を感知できる人』が利用すべきと考えます。
- 手続きをすべて自分でやる必要があるので手間
- 光軸検査・書類等に不備があっても自分で解決しなければならない
不具合が重症化してからショップに持っていったら、余計にお金がかかって本末転倒。
13年ハーレーに乗っていますが、故障の予兆に気が付く自信がありません。
車検の委託先を変えるのも一手
初回の車検はディーラーで通していました。
規制の問題なのでディーラーに非はありませんが、一般のバイク屋さんに比べて費用が高額なのに加え、何かと融通が利かない……
次の車検からは別のショップに委託しました。
とはいえバイク屋さんにも『当たりはずれ』があります。
車検の委託先を変更するのはリスクが伴います。
- バイク屋さんによって『車検整備費用』『ライン持ち込み代行費用』は差が大きい
- バイク屋さんの技能がわからない
筆者のように費用面以外にも不満があるのであれば、思い切って委託先を変更してしまうのも一手です。
実はバイク車検も探せる
ブレーキパット・フルードの交換
単純に失敗したからです。
- マスターシリンダーからフルードを溢れさせた
- エアーが入ってブレーキが利かなくなった
制動装置を触るのが怖くなっちゃったんですよね。
出来ないメンテナンスはショップに頼めばいいんです。
ハーレーのセルフメンテナンスは出来る範囲で
ハーレーは社外品が多く流通しているのでパーツ類の選択肢が多いです。
これがあるおかげで、ハーレーのメンテナンス費用を節約出来るんですよね。
ただし、ショベルヘッド以前のエンジンを搭載した車両はメンテナンス費用のコントロールが難しいので注意です。
高年式エンジンのツインカム96がオススメですよ。
とはいえ、なんでもかんでも自分でやろうとする必要はありません。
事実、筆者は長く乗っているだけで整備範囲は狭い。
もっと整備範囲が広ければ30000円以上節約できるんですが……
そんな筆者でも14年所有できています。
難しく考えずにハーレーを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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