『初めてのバイクでハーレーってどうなんだろう?』
『バイク初心者だからやめておいたほうがいいかな?』
いやいや。バイクに乗りたいと思ったきっかけがハーレーだったら、ハーレーに乗るべきです。
なぜなら、妥協して買ったバイクに愛着が持てるはずが無いからです。
とはいえ、不安が無い人なんていないと思います。
壊れる、維持費が高い、乗りづらい……
ハーレーにはネガティブなイメージがついているのも事実ですからね。
でもイメージが先行して誤解されている面もあるんです。
本記事は『ハーレーが欲しいけど不安』を解消したいという思いから執筆しました。
きっとこの記事を読めばハーレーに対するイメージが変わると思います。
では行ってみましょう。
ハーレーには故障が付き物?
ハーレーに故障が多いイメージついているのはなぜでしょうか?
その要因のひとつが、他のオートバイメーカーに比べて古い車体が多く流通している点。
50年近くに販売された車体が平気で走っていますからね。
21世紀に入って製造されたハーレーは壊れにくい
ハーレーは壊れると良く耳にしますが、少し誇張されている部分があります。
たしかに20世紀に製造されたハーレーは壊れやすい。
しかし、21世紀に入って製造されたハーレーは壊れにくくなりました。
>>ハーレーダビッドソンの歴代エンジンの種類一覧【歴史と特徴を解説】
事実、筆者はダイナ・ストリートボブを14年間所有していますが、今まで走行不能になるような大きなトラブルはありません。
他の外車に比べると故障率は低い
下の表はアメリカの非営利消費者組織である【コンシューマーズ・ユニオンのコンシューマー・レポート】の調査結果です。
メーカー | 故障率 |
---|---|
ヤマハ | 11% |
スズキ | 12% |
ホンダ | 12% |
カワサキ | 15% |
ビクトリー | 17% |
ハーレー・ダビットソン | 26% |
トライアンフ | 29% |
ドゥカティ | 33% |
BMW | 40% |
イメージより故障率が低いですよね。
とはいえ、故障率は日本車の約2倍。
それでも、筆者の周りのハーレー乗りのトラブルの話は聞いたことがありません。
最新式のモデルは日本車と同じように扱えると考えて大丈夫です。
ハーレーの維持費は高い?
維持費は日本車と変わりません。
ただしハーレーというバイクの特性上、車体以外の出費に備えておく必要があります。
日本車と差は無い
トータル | 車検 | 税金 | 任意保険 | 消耗品 | 燃料 |
---|---|---|---|---|---|
計128705円 | 28160円 | 6000円 | 25320円 | 9225円 | 60000円 |
筆者の所有するダイナ・ストリートボブの維持費は年間約13万円です。
とはいえ、すべての整備をディーラーに依頼したらこの金額では収まりません。
もちろんこれはハーレーに限ったことではなく、日本車も同様です。
付随するものに費用が掛かる
これはハーレーならではですが、車体以外の出費が多いです。
- セキュリティー関係
- 装備品
セキュリティー関係
高額で転売されるハーレーは特に注意が必要です。
セキュリティー関係の代表的な費用は下記の3点です。
- 強固なバイクロック
- 盗難保険
- ガレージ、レンタルスペース
どこまで費用をかけるかはオーナーの裁量次第ですが、バイクロックだけは費用を惜しむべきでは無いと考えます。
装備品
語弊を承知で書きますが、ハーレーはファッション性の高いバイクです。
どうしても装備品にかける費用が膨れがちです。
おまけに積載能力がゼロなので、サドルバッグも揃えたい。
ハーレーを買うときは車体本体の費用だけでなく、付随する費用も頭に入れておきましょう。
ハーレーに乗れるか不安
エンジンが大きかろうが、車体が大きかろうが、ハーレーもオートバイのひとつです。
大型二輪免許の試験をパスする技能があれば大丈夫です。
個人的にはヤマハのR1などのスーパースポーツバイクの方がよっぽど運転が難しい印象です。
身長が低いと乗れない?
ハーレーは通常のバイクよりシート高が低く足つきが良いです。
どちらかと言うと身長が低い方に優しいバイクだと思います。
しかし、身長が低いと運転姿勢が辛いモデルがあるのも事実です。
ミッドコントロールが多いダイナモデルがオススメですよ。
倒せないし乗りづらそう
ハーレーだから乗りづらいということはありません。
ハーレーはいわゆるアメリカン、クルーザーと呼ばれるジャンルです。
なので『ハーレーだから運転しづらい』ではありません。
車高を落としたり、よっぽど倒さなければ大丈夫です。
ハーレーはどんな車種がある?
ハーレーのラインナップの主軸は、スポーツスター、ソフテイル、ツーリングの3モデルです。
この3つのモデルから『ファットボーイ』や『ローライダー』などに派生していきます。
ハーレーダビットソンのカテゴリー
近年ハーレー社は、これまでの路線と一線を画すアドベンチャータイプや、ストリートファイタータイプをリリースして多角的な戦略をとっています。
※ストリートファイタータイプは発売未定
中古のハーレーを買う時の注意点
中古のハーレーを買うときに注意してもらいたいのは以下の6点です。
- 車検対応(純正)マフラーが付いているか?
- フォークオイルの漏れは無いか?
- オイル滲みは無いか?
- ベルトに切れ・劣化は無いか?
- ローター(ディスク) に不自然な傷は無いか?
- バイク屋さんの評判はどうか?
これはハーレーの全車種に言えます。
そして故障のリスクを避けるために、出来るだけ高年式の車体をオススメします。
バイク初心者がハーレーを買っても大丈夫
筆者はたまたま見かけたストリートボブにひとめ惚れして大型免許を取りに行きました。
以来、14年の付き合いです。
後悔はしていませんが、ハーレーのエンジンやモデルも知らないまま良く買ったなと。
欲しいと思ったバイクがハーレーだったら、ハーレーに乗るべきです。
きっと車では行くことはないであろう場所へ自分を運んでくれます。(これはハーレーに限った話ではありませんが)
もし今のバイクから乗り換えを検討しているのなら、あらかじめインターネット上で査定しておくのがオススメです。
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今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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