ツーリング先での緊急時に備えて、車載工具はしっかり揃えておきたいですよね。
とはいえ、ツールバッグのスペースは限られています。
持ち運ぶ工具は本当に必要なものに絞らなければなりません。
特にハーレーに車載するスペースは皆無ですからね。
筆者はダイナストリートボブを14年間所有して車載工具のお世話になったことは、ほとんどありません。
故障のイメージがついてまわるハーレーですが、21世紀に入って製造された高年式の車両は壊れにくくなりました。
とはいえ、備えあれば憂いなしです。
本記事では持っていて助かったものを含めて、最低限必要な車載工具を紹介していきます。
では行ってみましょう。
ハーレーに最低限必要な車載工具
実際に筆者がツールバッグに入れている工具を紹介していきます。
基本工具
- レンチ
3/8、7/16、1/2、9/16、10mm
- ヘックス
1/8、5/32、3/16、1/4、5/16、3/8
- トルクス
T25、T27、T40
- モンキーレンチ
- プラスマイナス兼用ドライバー
あくまで車載する工具です。
大きなサイズの工具は好ましくありません。
コンパクトなタイプか分解できるタイプがオススメですよ。
車載工具の中に入れておくと便利な物
定番ですが、持っていると便利なものを紹介します。
3/8角ラチェット、エクステンション、5/8(16mm)ディープソケット
プラグ交換用に携帯しています。
エンジンが始動しないときに、疑う場所のひとつがプラグ。
キャブ車のイメージが強いプラグかぶりですが、インジェクション車でも発生します。
交換した中古のプラグでも十分なので、予備を持っておくと安心ですよ。
屋外用テープ・結束バンド
本当に役に立ちます。
ツーリング先でナンバープレートが真っ二つになった時は焦りました。
たまたま持っていた結束バンドテープで応急処置できました。
ちょっとしたトラブルにも融通が利くので、車載工具の中に入れておくと心強いですよ。
車検証
本来、車検証は常に車体に携帯することが義務付けられています。
コピーを携帯していれば大丈夫な説がありますが…
道路運送車両法では本来、車検証の原本を所持していなければ「違反扱い」です。しかし、バイクは自動車に比べて盗難被害に遭う可能性が高く二次被害にも発展しやすいことから、近年では車検証のコピーでも違反の罰則を受けないで済むケースが増えているようです。
引用:PROTO CORPORATION
気になるのは『違反の罰則を受けないで済むケース』という含みのある記述。
そう考えると、原本を携帯していたほうが間違いなさそうです。
なお筆者はコピーを携帯しています。
たまたまレッドバロンでノリで査定してもらった時に役立ちましたよ。
失敗しないハーレーの車載工具の揃える方法
メーカーにこだわりが無ければ、リーズナブルな価格で販売されている車載工具セットがオススメです。
車載工具選びの注意
気を付けてほしいのが工具のサイズ。
例えば一般的なツールバッグに収納するなら、全長を25センチ以下を目安に工具を選ばなければなりません。
組み立て式などコンパクトに収納できるタイプがオススメです。
コスパが高い車載工具セット
自分が何ひとつ工具を持っていない状態だったら「買いたい」と思う車載工具セットを選出しました。
SPEEDKIT コンパクト ツールキット
空気圧測定器が付属しているツールキットです。
この工具類でハーレーの最低限のトラブル処置は出来ると考えます。
しかし気に入らないのが、トルクスがビットタイプになっている点。
ビットタイプだとトルクをかけられないので、正直使えません。
トルクスの使用頻度は低いので、日常整備で使っているものと併用するのもアリですよ。
デイトナ ハーレー用 インチツールセット
紹介する工具セットの中で、一番安価なセットです。
そこそこの精度の工具で必要なものはだいたい揃っているので、あとはモンキーを加えれば困りません。
使用頻度の低いものにどこまで、お金をかけるべきかは悩みどころですよね。
バイカーズ・チョイス ツールキット
紹介する工具セットの中で一番充実した内容になっています。
正直な話、もしかしたら一生使うことは無いだろうという物も入っています。
とはいえ、工具がたくさんあっても困ることはありません。
仲間内にこれだけ充実した車載工具を持っている人がいると心強いですよね。
無理に車載工具で対処する必要は無い
ここまで車載工具について述べてきました。
しかし、いざ車体トラブルが発生すると自分で車載工具を使って対処するのは難しいのが現実です。
車載工具では対応できないトラブルも多い
車載工具を使うケースはツーリング先でのトラブル対応です。
自宅での整備と大きく違うのは、まずトラブルの原因を突き止めるところからスタートしなければならないところ。
これが本当に難しいんです。
筆者は今日まで運良く、目に見える小さなトラブルで済んできましたが実際はこうはいかないケースのが多いです。
バイクを自分で整備している人ほど『自分のバイクのトラブルは自分で解消するべき』と考えがちです。
工具を握る前に落ち着いて『自分の手に負える範囲のトラブル』か判断しましょう。
無理をして誤った処置をしたら元も子もありません。
- 余計に故障部位を悪化させる
- 一時的な復旧で走行中に再発するおそれ
そんな時はロードサービスを利用しましょう。
抵抗があるかもしれませんがロードサービスを呼んでしまったほうが合理的です。
ロードサービスは加入しておきたい
JAF非会員のロードサービス利用料金は高額
筆者自身ロードサービスに加入していて助かった経験があるので、ロードサービスには加入しておくべきと考えます。
旅行先でのバッテリー上がりも無料で対応してもらえたので助かりました。
とはいえ、JAFを呼んでしまうと、なかなか挑戦的な金額を請求されてしまいます。
仮に50kmけん引した時は51730円の費用が発生します。
ロードサービスは
JAFの会員(6000円/年)になるのもアリですが他の選択肢もあります。
例えば任意保険のロードサービス特約です。
筆者は任意保険の加入がマスト。
たまたま特約に付帯していたおかげでタダ同然の感覚で使えています。
条件・プランによっては年間9000円以下でロードサービスを保険付きで利用できます。
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筆者はバイク保険は必要と考えているので、保証を厚くして加入しています。
車載工具の出番が来ないのが望ましい
今回の記事ではハーレーの車載工具の紹介をしました。
しかし車載工具はあくまで緊急時の装備です。
車載工具を使用する機会が訪れないこと理想ですよね。
そうは言っても、揃えておいて損は無いですからね。
車載工具はいつでも使えるような状態にしてツーリングに出発しましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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