アメリカのバイクメーカーと聞くと、大排気量のパワフルなモンスターバイクをイメージしますよね。
ところが意外とパワーだけじゃないんです。
日本では考えられない独創的で個性が強すぎるギミックやデザイン。
もちろんパワーに振り切ったメーカーも存在します。
知れば知るほどアメリカのバイクメーカーの革新性と多様性には驚かされました。
本記事では、そんなクセが強めなアメリカのバイクメーカーを紹介します。
アメリカのバイクメーカーの一覧と特徴
インディアンモーターサイクル
アメリカ本国ではインディアン派なのか?はたまたハーレー派なのかで人気を二分するほどファンの多いメーカーです。
ハーレー以外の選択肢では筆頭と言っても過言ではありません。
インディアンモーターサイクルの特徴
- 空冷エンジンと水冷エンジンがある
- 49度Vツインエンジンを採用
- 電動モデルも販売
- ほとんどのパーツが職人の手によって組み立てられる
- クラシカルなデザインなのに最新のテクノロジーを搭載
- ツーリング、クルーザー、スポーツなどの多様なモデル
インディアンモーターサイクルの歴史
- 1901年に創立されたアメリカ最古のオートバイメーカー
- 1953年に一度倒産
- 2006年にポラリス・インダストリーズによって買収され復活
インディアンモーターサイクルの人気車種
Scout Bobber
Sport Chief
ヴィクトリーモーターサイクルズ
ヴィクトリーモーターサイクルズの特徴
- 他メーカーと一線を画すニュースクール系のモデルをラインナップ
- 独自の外観と斬新なエンジン設計が特徴。
- パワフルなパフォーマンスと品質の高さが評価されていた
- 先進的なテクノロジーを積極的に採用していた
ヴィクトリーモーターサイクルズの歴史
- 1997年にポラリス・インダストリーズによって設立された
- 2017年にブランド展開を終了
- 同グループのインディアンモーターサイクルに引き継がれる
ヴィクトリーモーターサイクルズの人気車種
Jackpot
Magnum
ビューエル【EBR Motorcycles】
ビューエルの特徴
- 設立当初はスポーツバイクのカスタムパーツの製造と販売
- ラバーマウントによりフレームとエンジンを繋ぎ、振動の抑制を図っている
- マフラーやサスペンションエンジンなど重い部品を車体中心の低部に集中させている
※上記の特徴は2017年の経営破綻前のモデルの特徴です。
ビューエルの歴史
- 1983年にエリック・ビューエルによって設立
- 1993年にハーレーダビッドソンに買収される
- 売上が低迷し2009年にハーレー社がビューエルから撤退
- 撤退後、エリック・ビューエルはErik Buell Racing 略称EBR)を立ち上げる
- 2017年に経営破綻
- 2020年にLAPがビューエルブランドの復活を発表
なお現BUELLと創設者のE.ビューエルは一切関係ないそうです。
ビューエルの人気車種
CYCLONE M2
LIGHTNING S1
ボスホスモーターサイクル
ボスホスモーターサイクルの特徴
- 世界で唯一のV8オートバイメーカー
- アメ車のシボレー用5700ccのV型8気筒をはじめ、車用のエンジンを流用
- 販売の7割がトライク
ボスホスモーターサイクルの歴史
- 1990年にテネシー州ダイアーズバーグでモンテ・ワーンによって設立
- 2006年に欧州委員会から車両型式承認を取得し、世界で唯一のV8オートバイメーカーとなる
- 2006年にボスホスサイクル東京がオープン
ボスホスモーターサイクルの人気車種
5730
Dragon
ゼロモーターサイクルズ
ゼロモーターサイクルズの特徴
- Z-Force®と呼ばれる電動パワートレインと剛性アルミニウムフレームが特徴
- 出荷されるすべてのバイクに2年間の限定保証を提供している
- 近年は低価格を維持しながらプレミアムな製品ラインを提供するために戦略を掲げている
ゼロモーターサイクルズの歴史
- 2006年にニール サイキによってカリフォルニア州サンタクルーズで設立
- 2010 年に量産出荷を開始し短期間で国際的に知られる会社に成長
ゼロモーターサイクルズの人気車種
SR/F
DSR
クリーブランド
少し前の話ですが、クリーブランドは安価で本格的なチョッパースタイルのバイクをリリースするブランドとして話題になりましたよね。
カスタム中のバイク写真が届いたのですが…めっちゃ渋くなってる!!乗るのが楽しみ! #simplecity #heist pic.twitter.com/2ELyyFTl22
— 安床 武士 (@TakeshiYasutoko) July 22, 2015
手がけるバイクのラインナップの傾向としては、オーストリアのBRIXTON MOTORCYCLESが近い印象です。
クリーブランドの特徴
- 小排気量のバイクを中心に展開
- アメリカで開発、設計を中国の向上に委託し安価な価格を実現している
- エンジンはホンダ製の空冷単気筒エンジンを採用
クリーブランドの歴史
- 2009年にオハイオ州で設立
- 近年は日本、南アフリカ、スイス、インド、ベトナムなどに進出
クリーブランドの人気車種
Heist
MISFIT
ローコン
ローコンの特徴
- 世界で最も長く生産されている全輪駆動バイクメーカー
- バイクは険しい地形で使用を想定して設計
- 頑丈で軽量、幅広のタイヤ、高い地上高が特徴
ローコンの歴史
- 1958年に発明家チャールズ・フェーンは、ローコンのベースとなる全輪駆動バイクを設計、製造。
- 1960年にカリフォルニア州シルマーで生産開始
- 能力の高さから米国軍、森林局、狩猟の担当官、建設者、農民、牧場主などに採用される
ローコンの人気車種
TRAIL-BREAKER
SCOUT
ハーレーダビッドソン
ハーレーダビッドソンの特徴
- 独特の振動と音を放つ45度のV型エンジンが特徴
- 創業時からの伝統的なデザインを踏襲
- アフターマーケットパーツが充実していてカスタムの自由性が高い
- アメリカンモーターサイクルカルチャーの象徴として認知されている
ハーレーダビッドソンの歴史
- 1903年にウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンによってウィスコンシン州ミルウォーキーで創業
- 1980年代には経済的な困難に直面し、一時的に経営が悪化したが1990年代になって復活
- 近年はアドベンチャーや電動バイクなど多角的な戦略をとっている
ハーレーダビッドソンの人気車種
日本でもっとも人気のあるアメリカのバイクメーカーと言っても過言ではありません。
たくさん紹介したい車種がありますが、今回は2車種に限定。
他のラインナップは2024年モデル・ハーレーダビッドソンの新車の車種一覧と特徴の記事にまとめてあります。
ぜひご覧ください。
NIGHTSTER【ナイトスター】
FAT BOY 114【ファットボーイ】
もしハーレーの中古車を検討されている方は、ディーラーの認定中古車を選択肢に入れてみてはいかかがでしょうか?
高年式に限定されてしまいますが、保証が付いている安心感は大きいと思います。
アメリカのバイクメーカーはキットバイクメーカーを含めるともっと数が多い
今回紹介したのはアメリカに存在するバイクメーカーのほんの一部です。
S&S社などの社外エンジンやパーツを組み立ててリリースする、キットバイクメーカーを含めるとかなり数になります。
タイタンが有名ですよね。
それに加えて栄枯盛衰が激しいバイク業界。
時代の流れとともに消えてしまったメーカーも多数あります。
今回紹介した中でもヴィクトリーは消滅、インディアンも一度消滅しています。
本記事で紹介したアメリカのバイクメーカーの一部は日本未進出です。
今はまだ未進出でも、近年バイク市場が盛り上がりを見せている日本に進出してくる可能性は十分にあります。
気になるメーカーが合ったらチェックしておきましょう。
それと、もし今お乗りのバイクから乗り換えを考えているのであれば、ディーラーでの下取りはオススメしません。
なぜならディーラーで取り扱っている以外の車種には高い値段が付く可能性が低いからです。
少し手間ですが、いったん一括査定に申し込んで、相場を知ってから動き出したほうが損をせずに済みます。
\利用実績8万件以上の安心バイク買取 /
バイクの写真を送るだけで査定額を提示してくれるので、手間が少なくて済みます。
軍資金は多いに越したことは無いですからね。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント