タイはバイク保有世帯率が80%を越えるバイク王国です。(日本は20%前後)
日本の半分くらいの人口にもかかわらず、バイクの販売台数は日本の約5倍となっています。
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- 日本⇒40万5021台
- タイ⇒179万2,016台
データ引用元:独立行政法人日本貿易振興機構
日本でも人気のホンダのハンターカブヤレブルの一部の排気量はタイの工場で生産されており、バイクの製造においても高い技術力を持っています。
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まさしくバイク王国ですね。
本記事では、そんなバイク王国であるタイのバイクメーカーを紹介していきます。
では行ってみましょう。
タイのバイクメーカーの一覧と特徴
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GPX
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日系メーカーも含め多くのバイクメーカーがシェア争いをしているバイク大国タイで、GPXは現在最も勢いのあるメーカーです。
その勢いは凄まじく、バイクの製造に参入してから10年足らずでタイ国内でホンダ、ヤマハに次ぐ第3のメーカーまで上り詰めました。
2019年に千葉県松戸市に正規ディーラーを構え、日本に上陸しました。
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現在はディーラーが25店舗、販売協力店が7店舗あります。
GPXの特徴
- 幅広いデザインラインナップがあり、ネオレトロからハイエンドまで揃える
- ラインナップは250cc以下の低排気量バイクが中心
- アジア地域での大量生産により、コストが抑えられ、手頃な価格を実現している
- 高いレベルの品質管理が行われ、3年または3万キロの長期保証が提供される。
GPXの歴史
- 2007年: ATVパンサーの名前で創業、150㎡の工場で4輪バギー製造を開始
- 2009年: GPXレーシングブランドとして2輪車、モトクロスバイクの製造・販売を開始
- 2012年: ロード(舗装道路用)モデルを発売開始。
- 2017年: 社名をGP Motor(Thailand)Co.、Ltdに変更。タイ国内で第3位のバイクメーカーになる
- 2020年: 排ガス基準の引上げを受けてFIモデルを充実させ、現在は16車種がラインナップされる
GPXの人気車種
DEMON GR200R DA CORSA2
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LEGEND150 FI
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排気量とデザイン的に競合となりそうなのがオーストリアメーカーのブリクストンです。
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どちらも魅力的ですが10万円ほど安いGPXのほうが有利でしょうか。
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スタリオン【Stallions】
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スタリオンは現地タイ本国でも、決して知名度の高いメーカーではありません。
それもそのはずで、タイのバイク全体の販売台数ではホンダとヤマハなどの日系メーカーが9割を超えるシェアを誇っているからです。
とはいえ、スタリオンが製造するUJM(ユニバーサル・ジャパニーズ・モーターサイクル)を意識したデザインのバイクは評価が高く、今後のシェア拡大がされています。
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UJMとは、ざっくり言うと日本の古いネイキッドバイクのようなデザインです。
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2011年、ニューヨーク・タイムズ紙はホンダに「1969年のCB 750で直列4気筒エンジンの使用がユニバーサル・ジャパニーズ・モーターサイクルを定義づけた」と雷が落ちたと述べた。
引用:wikipedia
スタリオンの特徴
- 幅広いモデルを手頃な価格で販売
- ラインナップは150cc~400ccの低排気量バイクが中心
- ボバーやカフェレーサースタイルに特化
スタリオンの歴史
スタリオンについての情報が少なく、正確な歴史がわかりません。
メーカーホームページによると……
- 2009年にバンコクで設立
- もともとはオートバイだけでなくモペットを製造していた
- ホンダやヤマハなどの日系メーカーのバイクの組み立てを請け負っていた
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スタリオンが自身のブランドを掲げてバイクを製造するようになったのは、わりと最近のようです。
スタリオンの人気車種
Makina 170i Cafe Customized
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SM 400
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個人的にはは往年のXR750を彷彿させるフォルムが好きです。
フェニックス【PHOENIX ENGINEERING】
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GUNNER50と言うバイクの名前を聞いたことがありますか?
そのユニークなデザインから2021年にSNS上で話題になったバイクです。
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その姿はバズーカ砲や懐中電灯のようですよね。
フェニックスの特徴
- 日本市場を意識して『日本人が驚くものにしたい』がメーカーの第一義的な考え方を持っている
- スタッフ全員が現役のライダー
- 1台1台手作業にて制作している
フェニックスの歴史
フェニックスは2020年に設立された新興メーカーです。
元々GPXの製造に携わっていていましたが、自社ブランドとしてフェニックス立ち上げました。
まだ歴史も浅く小さなメーカーですが、その分ユーザーからの感想や意見をフィードバックして、即座に取り入れる面白いメーカーです。
フェニックスの人気車種
フェニックスのラインナップはGUNNER(ガンナー)のみです。
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タイメーカーは125cc以下のバイクに強み
タイの公共交通機関は、日本と比べるとかなり手薄です。
首都バンコクでは地下鉄などが整備されていますが、地方では公共交通機関はほとんどありません。
そのような背景もあり、排気量125cc以下の小型バイクは買い物や仕事など、生活に欠かせない乗り物となっています。
しかし、最近のタイは経済の成長を受け生活水準が上がってきて趣味としての大型バイクの人気が高まっています。
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日本メーカーのスーパースポーツバイクやハーレーなどのクルーザーが人気が出ています。
現在タイのバイクメーカーは小排気量のラインナップが中心ですが、リッターバイクを販売する日も近いかもしれませんね。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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