イタリアのバイクメーカーはスタイリッシュで高性能なバイクを製造することで有名です。
ここ最近のMotoGPではイタリアのバイクメーカーの雄であるドゥカティが絶好調。
表彰台を独占するレースも珍しくありません。

ホンダとヤマハはどうしてしまったんでしょうか?
前置きはさておき本記事では、性能はもちろんデザイン面でも高い評価を受けているイタリアのバイクメーカーを紹介します。
では行ってみましょう。
タップできる目次
イタリアのバイクメーカーの一覧と特徴
ドゥカティ(Ducati)


ドゥカティ(Ducati)の特徴
- 90度V型2気筒エンジンを搭載しているが、横から見ると“V”というよりアルファベットの“L”に見えることからLツインと呼ばれている
- 乾式クラッチのシャラシャラという金属音(以前はすべてのバイクに採用)
- 自動車では一般的だが二輪車では珍しいコグドベルト(歯付ベルト)駆動を採用
ドゥカティ(Ducati)の歴史
- 1926年、イタリアのボローニャで創業
- 創業時はラジオ部品などの電子部品の製造に従事していた
- 第二次世界大戦後、モーターサイクルの生産に事業を転換
- 1985年に経営不振に陥り、カジバグループに買収される
- 2003年にモトGPへの参戦を開始し、初勝利を達成
- 2012年にフォルクスワーゲングループに買収される
日本の自動車検査証には以前「ドカテイ」と「ドゥカティ」の2種類の車名コードが存在したが、2013年以降はドゥカティに一本化された。
引用:Wikipedia



ドカって呼ぶ人多いですよね。
ドゥカティ(Ducati)の人気車種
モンスター(Monster)


スクランブラー(scrambler)


パニガーレ(panigale v2)


アプリリア(Aprilia)


アプリリア(Aprilia)の特徴
- スポーツバイクを専門とし、特に高性能なスポーツモデルに力を入れている
- レースでの成功を通じて技術を追求し、市販車に反映させることに重点を置いている
- V型エンジンを採用
アプリリア(Aprilia)の歴史
- 1945年にイタリアのヴェネト州で、アルベルト・ビオッツィ(Alberto Beggio)によって創業
- 創業当初は自転車の生産と販売を主な事業としていた
- 1970年代にモトクロス競技に参加し、オフロードバイクの製造に特化していた
- 1998年にピアジオグループに買収された
- 2000年代に入ると、スポーツバイクの分野で注目され市場での競争力を高めていった
アプリリア(Aprilia)の人気車種
rsv4


Tuono 660


モト・グッツィ(Moto Guzzi)


モト・グッツィ(Moto Guzzi)の特徴
- 代名詞の2気筒90°横置きV 空冷エンジン
- シャフトドライブ駆動
- 馬力やトルク、最高速度などといった数字では表せない独特の乗り味
モト・グッツィ(Moto Guzzi)の歴史
- 1921年にイタリアのマンドエーロにて創業
- もともとは航空機メーカーで創業者の1人はエンジン技術者だった
- 1928年にモト・グッツィのバイクが北極圏を走破に成功し耐久性と信頼性において高い評価を得た
- 2004年にピアジオグループとなった
モト・グッツィ(Moto Guzzi)の人気車種
V7


V100


MVアグスタ(MV Agusta)


MVアグスタ(MV Agusta)の特徴
- 古くから高級スポーツバイクを製造するメーカーとして位置づけられている
- オルガンパイプ型マフラーはMVアグスタの代名詞
MVアグスタ(MV Agusta)の歴史
- 1923年に航空機メーカーとして設立
- 1945年に社名をMVアグスタとして二輪車の開発をスタート
- 1977年にオートバイ事業を撤退
- 1997年に復興したが経営元がころころ変わる。
- 近年はKTMとの業務提携し販路拡大を進めている
MVアグスタ(MV Agusta)の人気車種
F3


RUSH


モト モリーニ(Moto Morini)


モトモリーニ(Moto Morini)の特徴
- V 型 87 °縦置き2気筒エンジン
- 近年は自転車、EVバイク市場に進出している
モトモリーニ(Moto Morini)の歴史
- 1937年ボローニャでアルフォンソ モリーニによって創業
- 創業当時は三輪車の生産をしていた
- 2010年に危機的状況に陥って破産
- 2018年に中国企業がモトモリーニブランドを買収
モトモリーニ(Moto Morini)の人気車種
X-CAPE


seiemmezzo


ビモータ(bimota)


ビモータ(bimota)の特徴
- 大手メーカーのエンジンを自社製のフレームに搭載するという方法でバイクを制作
- 凝った車体を製作するので生産数も少なく(ピーク時でも年間2000台)高価
- 車種名の頭文字のアルファベットは、どのメーカーのエンジンを使ったかを表す
ビモータ(bimota)の歴史
- 1966年、ヴァレリオ・ビアンキ、ジュゼッペ・モーリ、マッシモ・タンブリーニの3人によって空調設備の会社として設立
- 1973年にレースで大破した自らのホンダ製のから作り直したのがきっかけでバイク事業を開始する
- 1980年、レースで成功を収め本格的に市販車を発売。空調設備の業務をやめて完全にバイク製造会社になる
- 1997年新しい技術を搭載したバイクが全リコールとなり負債を抱えた。これがきっかけとなり2000年に倒産。
- 2019年、川崎重工とビモータで新しい合弁会社を設立すると発表。
ビモータ(bimota)の人気車種
KB4


TESI H2


引き継がれた伝統と造形美がイタリアのバイクメーカーの特徴
イタリアのバイクメーカーがリリースするバイクは、造形美にこだわっていて日本メーカーには出せないヨーロッパらしさを感じます。
いっぽうで故障が多いのはご愛敬。
筆者の友人もドゥカティのモンスターに乗っていましたがトラブルに悩まされていました。



ラジエータ液が循環しなくなって空冷バイクに変身を遂げたのは衝撃的でした。
いっぽうで、それでも直して乗りたいと思わせる魅力があるのも事実です。
気になるメーカーが合ったら、ぜひディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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