ハーレーと国産アメリカンの違いを解説【買ってから後悔しないための選択】

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「ハーレーと国産アメリカン、どちらが良いのか?」

ハーレーにも国産アメリカンにもどちらにもメリット・デメリットはあります。

なので、結論を言えば人それぞれ。

そうは言っても、決して安くない買い物です。

買ってから後悔したくないですよね。

筆者も悩みました。

そこで本記事は、国産アメリカンを買うかハーレーを買うか迷っている人のお役に立てるように筆者の経験談を交えて執筆しました。

本記事を読むことで後悔しない選択が出来ると思います。

では行ってみましょう。

この記事を書いた人
  • 所有車種:2009年式FXDB
  • 所有歴:14年
  • 整備アイデアやツーリング情報を発信
ころつけです
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タップできる目次

国産アメリカンの特徴

国産アメリカンのメリット

国産アメリカンのメリットは以下の3つです。

  • 普通自動二輪免許で乗れる車種が多い
  • 選択肢の多さ
  • 高い信頼性

日本には世界の4大バイクメーカーがありますからね。

普通自動二輪免許で乗れる車種が多い

国産アメリカンの良さは、排気量の選択肢が豊富なところです。

普通自動二輪免許で乗れる400cc以下のモデルも多数販売されています。

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モデル X350レブル250ドラッグスター400
外観
メーカーハーレーダビッドソンホンダヤマハ
排気量355cc249cc399cc
引用:ハーレーダビッドソンジャパン株式会社

実は、つい最近まで普通自動二輪免許で乗れるハーレーはありませんでした。

普通自動二輪免許で乗れるX350が発売されたときは大きな話題になりました。

とはいえ、X350はアメリカンと言うよりもスクランブラータイプです。

実質、普通自動二輪免許で乗れるハーレー(アメリカン)は無いようなものです。

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選択肢の多さ

ハーレーの魅力はビッグツインと呼ばれる伝統的な空冷OHV(オーバーヘッドバルブ)エンジン。

ハーレーとOHV

ハーレーは1936年に登場したナックルヘッドからOHVを採用しています。

現在はOHVを進化させたDOHC(ダブルオーバーヘッドバルブ)が主流にも関わらず、ハーレーの最新エンジンであるミルウォーキーエイトもOHVです。

現在販売されている主要モデルは、このビッグツインが搭載されています。

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ビッグツイン搭載モデル非ビッグツイン搭載モデル
外観
エンジン名ミルウォーキーエイトレボリューションマックス・他
エンジン外観
排気量1,745cc~975cc~
主なモデルソフテイル
ダイナ
ツーリング
スポーツスター
V-ROD
アドベンチャー
引用:ハーレーダビッドソンジャパン株式会社

それに対して国産車は各社ともエンジンの種類が豊富で個性的です。

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モデル ワルキューレレイダーバルカンDブルバード
外観
メーカーホンダヤマハカワサキスズキ
エンジン水冷水平対向6気筒空冷V型2気筒水冷V型2気筒水冷並列2気筒
排気量1520cc1854cc1470cc1783cc
引用:ハーレーダビッドソンジャパン株式会社

見た目はもちろん走行特性も各社全然違います。

高い信頼性

下の表はアメリカの非営利消費者組織である【コンシューマーズ・ユニオンのコンシューマー・レポート】の調査結果です。

メーカー 故障率
ヤマハ11%
スズキ12%
ホンダ12%
カワサキ15%
ビクトリー17%
ハーレー・ダビットソン26%
トライアンフ29%
ドゥカティ33%
BMW40%
出典:Consumer Reports

日本の4大メーカーがトップ4を独占しています。

この結果からも国産車の高い信頼性がうかがえますよね。

また、外国製のバイクは受け付けないバイク屋さんも決して少なくありません。

その点、国産車はアフターサービス網が充実しているので、トラブルに見舞われても安心です。

日本で日本車に乗れるのは恵まれている環境といえます。

国産アメリカンのデメリット

国産アメリカンのデメリットは以下の3つです。

  • ハーレーと間違えられる
  • ハーレーと比較される
  • カスタムパーツの種類が少ない

長い間バイクを趣味にしていて気が付いたことです。

ハーレーと間違えられる

高速のパーキングエリアやコンビニの駐車場で「これハーレー?」って聞かれます。

気にしなければ良いんですが、正直な話なかなかのストレスです。

とはいえ、バイクに興味が無い人からしたらアメリカンバイクはみんなハーレーなんです。

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ヤマハハーレー
外観
モデル名ドラッグスターソフテイルスタンダード

三角フレームで空冷Vツインを搭載したドラッグスターは良く間違えられます。

ハーレーと比較される

残念ながら、国産アメリカンを見下してくるハーレー乗りは一定数います。

冒頭で述べた「アメリカンバイクの頂点はハーレーだ」という思想を持った人です。

始末が悪いのは、その思想を押し付けてくる人が多いこと……

これがハーレー乗りが嫌われる原因のひとつだと思っています。

ハーレーにも国産アメリカンにもどちらにもメリット・デメリットはあります。

特にアメリカンバイクは趣味性が高い乗り物です。

比べるものでもないし、自分の好きなバイクを乗れば良いですよね。

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カスタムパーツの種類が少ない

国産アメリカンの弱点は、カスタムパーツが少ないことです。

ドラッグスターやスティードなど息の長いモデルは例外ですが、相対的に見て国産車のカスタムの自由度は低いです。

この部分は長い歴史の中で基本構造を変えないバイクを作り続けてきたハーレーの強みであり、多種多様ジャンルのバイクを作る日本メーカーの泣き所です。

とはいえ、日本メーカーが多種多様ジャンルのバイクを製造するのは、リスクヘッジの部分から言って間違っていなかったと考えます。

ひとつのジャンルに集中していたハーレー社は過去に倒産しかけていますからね。

ハーレーの特徴

ハーレーを選ぶメリット

ハーレーのメリット以下の3点です。

  • カスタムの選択肢の多さ
  • 古い部品でも手に入りやすい
  • リセールバリューが高い

カスタムの選択肢の多さ

100年以上の歴史を誇るハーレーは、世界中で熱狂的なファンを獲得しています。

その魅力のひとつが、豊富なカスタマイズの選択肢です。

ハーレーはハンドルから心臓部のエンジンに至るまで社外品も含め多種多様なカスタムパーツが流通しています。

乗り心地、性能、ビジュアル等を自分好みにしていくことがハーレーの楽しみ方のひとつです。

古い部品でも手に入りやすい

街中で古いハーレーを見かけることがありませんか?

どう見ても半世紀くらい前に製造されたであろう車体が走っていますよね。

なぜ古いハーレーが元気に動いているのか?

それは今でも当時発売されたモデルのアフターパーツが手に入る環境が整っているからです。

ハーレーの歴史が古く、カスタムをする文化が根付いているので社外メーカーがたくさんあります。

そのおかげで、ガスケット1つにしても80年くらい前にリリースされたモデルに適合するものが手に入るんです。

なお国産メーカーは、補修部品は車両の生産終了になってから10年ほどで製造廃止になるケースが多いです。

リセールバリューが高い

昔からハーレー社はブランディングに力を入れているメーカーです。

長年のブランディング戦略で、ハーレーダビッドソンはプレミアムオートバイメーカーの地位を不動のものとしました。

こうした背景もあり、ハーレーの中古車は世界中で引き合いがあり高値で取引されます。

ハーレーは走行過多で10年落ちでも100万円を超えて販売されている車体がたくさんあります。

(某バイク買い取り業者は、買い取った中古車の大部分を海外向けにしているとかいないとか)

なので、もしハーレーが気に入らなかったとしても比較的高値で買い取ってくれやすい。

つまり傷が浅く済むとも言えます。

その反面、中古相場も高止まりしていてなかなか手が出しづらいですよね。

ハーレーのデメリット

  • 年式のマウント遭う可能性
  • 故障のリスク
  • インチ工具を揃える必要がある

年式のマウント遭う可能性も

現行のミルウォーキーエイトを含め、主なハーレーの歴代エンジンは下記の6種類です。

ハーレーの歴代エンジン
  • ナックルヘッド
  • パンヘッド
  • ショベルヘッド
  • エボリューション
  • ツインカム
  • ミルウォーキーエイト

フラットヘッド等のさらに古いエンジンもありますが、現行のエンジン形式になったナックルヘッド以降のエンジンに絞って紹介します。

ほんの一部ですが、「現行のハーレーはハーレーでは無い」と言う人もいます。

そもそもハーレーらしさとは、独特の鼓動間や音と考えます。

年式が新しくなり工業製品として完成されるにつれて、独特の鼓動間や音が薄くなっていっているのは事実。

とはいえ、ショベルヘッドなどの旧車、現行のミルウォーキーエイト、それぞれメリット・デメリットはあります。

国産アメリカンも含め、比べるものでもないし、自分の好きなバイクを乗れば良いですよね。

故障のリスク

どうしても故障のイメージが付くハーレーですが、それは誤解です。

最新のハーレーは製造精度が向上し、ほぼ故障しません。

しかし、20世紀に製造されたハーレーは故障しやすいのは事実です。

パンヘッド、ショベルヘッドなどの古いエンジン搭載したハーレーは人気がありますが、常に故障と隣り合わせ。

  • 古い車両なので、ゴム類や電気系統は劣化は避けられない
  • 1970年代のAMF時代に製造されたショベルヘッドは、他の年式に比べ製造精度が低い傾向

ある程度の知識とトラブルを楽しむくらいの気持ちを持ち合わせていないと、古いハーレーを維持するのは難しいと考えます。

インチ工具を揃える必要がある

ハーレーはアメリカのメーカーです。

当然使っているパーツもインチ規格です。(中にはミリ規格のパーツもありますが……)

整備はショップに任せる方でも車載工具くらいは揃えておきたいところ。

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数年前までは新車で購入すると車載工具が付いてきたんですけどね。

蛇足ですが、ホームセンターで販売されてるインチのボルトはハーレーには使えません。

なぜなら同じインチのボルトでも、ホームセンターに販売されているものは規格が違うからなんです。

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ネジひとつ購入するだけでも一苦労です。

「ハーレーと国産アメリカンどちらが良いのか」に正解はない

アメリカンバイク、クルーザータイプのと聞いて、ハーレーダビッドソンをイメージするのは自然なことです。

とはいえ、国産アメリカンバイクも、なかなか尖ったモデルもあって魅力的です。

他の人と被ることも少ないと思いますよ。

結局のところ自分が一番気に入ったバイクを購入するのが正解だと考えます。

合わなかったら乗り換えるのも、それも正解です。

「迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ」と言いますからね。

ぜひ本記事を参考に自分に合ったバイクを手に入れてください。

そして、もし今お乗りのバイクからお乗り換えを考えているのであれば、なるべく早い時期のほうが良いと思います。

  • 世界的インフレによる新車バイク価格の高騰
  • 近年の中古バイク価格相場の高騰
  • 排ガス規制の強化で生産中止になるモデルが増える

本記事でも紹介した中でも生産中止になった車体は、中古なのに新車価格以上の値段で販売されているケースも多々あります。

そして売却の際もディーラーでの下取り申し込むのは避けたほうが良いです。

取り扱っているメーカー以外は買い取り額が低い傾向があります。

一度バイク買い取り業者に査定してもらうのも賢い方法だと思います。

そうは言っても、いきなり買い取り業者に持っていくのはハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。

そんな人にオススメなのがインターネット上での一括査定です。

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ぜひ売却を考える前に一度利用してみてください。

バイクの写真を送るだけで査定額を提示してくれますよ。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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