バッテリーの電圧はあるのにバイクのエンジンがかからない理由

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先日、久しぶりにバイクを動かそうとしたらエンジンがかかりませんでした。

しかし何も対策をしていなかったわけではありません。

バッテリー上がりを防ぐために充電器に繋ぎ続けていて、対策は万全のつもりでした。

テスターで計測してみると、バッテリーの電圧値は12.8Vを指している。

筆者のハーレーダビッドソン・ストリートボブのバッテリー正常電圧は12.3V~13.0V。

数値的には問題ない。

しかし、セルの回り方に力強さがなくエンジンがかからない。

実はバッテリーの電圧はあるのにバイクのエンジンがかからない現象は、バッテリーのCCA値の低下が原因なんです。

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CCAはバッテリーの性能基準値

引用:カイセ株式会社

CCAは、コールドクランキングアンペアーの略称です。

CCAとは、コールドクランキングアンペアー(Cold Cranking Ampere)の略称で、そのバッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値です。

引用:カイセ株式会社

ザックリ言うと『冬場の寒い時期でも、エンジンを始動させる能力を示す性能基準値』です。

この数値が大きいほど、冬場の外気温が低い時でも始動しやすくなります。

CCA値の低下の判断目安

通常は基準値の70%以下が交換の目安です。

新品の状態では、バッテリーに記載されたCCA値の性能をおおよそ保持しています。

しかし、CCA値は充放電の繰り返しや時間の経過により低下していきます。

CCAテスターを持っていれば数値を見て判断出来ますが、持っている人は少ないと思います。

あくまで筆者の判断ですが、以下の条件に当てはまった場合CCAの低下が原因でバッテリーが回らないと判断します。

  • バッテリー電圧は正常
  • 外気温が低い(夜間に氷点下近くになる)
  • バッテリー使用開始から1年以上
  • 冬場に3週間以上のバイクを動かしていない

筆者の経験則によるものです。参考程度にお願いします。

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CCA値の低下の原因

CCA値の劣化の原因はサルフェーションという現象が原因です。

出典:オルテナジー

サルフェーションとは、バッテリーに起き得る異常現象のこと。 繰り返し使うにつれて劣化し、硫酸鉛の結晶が電極板についてしまう現象である。 この状況になると、バッテリーとしての本来の性能を活かせない。

引用:グーネット

CCA値の回復方法

CCA値を回復させるには前途したサルフェーションを除去する方法があります。

使うのはパルス充電器と呼ばれる機器のリペアモードです。

パルス充電トリクル充電
・周期的に一定の電流を一瞬ながす充電方法
・トリクル充電で溶けないサルフェーションがパルスだと溶けやすい
一定の電流を流しるづける充電方法
・オルタネータでの充電や普通の充電器などが該当

リペアモードでサルフェーションの結晶を取り除いて電解液の硫酸を正常な状態に戻す仕組みです。

便利なアイテムですが完全に上がってしまったバッテリーには効きません。

CCA値の低下が原因でエンジン始動しないときの対処法

エンジンが始動しないのはバッテリーの性能の低下に加え、外気温が低くバッテリーが冷えているからです。

対処法は2つ。

  • バッテリーを温める
  • ジャンピングスタート

もちろんバッテリーを新品に交換してしまうのが手っ取り早いですが、今回は既存のバッテリーを生かす方法を解説します。

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割り切って安価な社外品のバッテリーを短いスパンで交換するのもコスパが高いですよ。

バッテリーを温める

エンジンが始動しないのは気温が低いのが原因です。

そのためバッテリーの温度を上げれば、より効率的に電気を取り出すことができます。

力技ですがCCA値が低いときは、バッテリーを暖めてあげれば解決します。

これは寒さに弱いリチウムイオンバッテリーにも言えることです。

バッテリーをお湯に浸す

バッテリーにお湯をかけるくらいでは効果がありません。

面倒ですがバッテリーを外して40℃~50℃のお湯に浸してあげましょう。

じっくり内部まで温めてあげることで始動性が上がります。

お湯に浸すときは、端子にお湯がかからにように注意しましょう。

前日のうち室内に置いておく

前日のうちにバイクからバッテリーを取り出して、暖かい室内に置いておきましょう。

人間が快適に過ごせるくらいの気温の場所に置いておけば大丈夫です。

筆者は冬季に泊まりでツーリングに行った際はバッテリーを外して室内に置いておきます。

>>ハーレー・ダイナモデルのバッテリー交換のやり方【外し方~取り付け方の手順】

ジャンピングスタート

対処方法はバッテリー上がりと同様で、ジャンピングスタートをします。

ジャンピングスタートとは

他の機器から電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させる方法。

近年はバイクもインジェクション車が主流で、キャブ車のように押しがけで蘇生ができないバイクが増えています。

押しがけとは、エンジンを始動するセルモーターの代わりとして、クルマを人力で押して動かし、タイヤからの回転を利用してエンジンを始動させようというものです

引用:くるまのニュース

ジャンピングスタートの方法は以下の3つです。

  1. 車からブースターケーブルを繋ぐ
  2. ジャンピングスタートキット
  3. ロードサービス

諸条件にもよりますが、手軽にできる順としては1→2→3でしょうか。

車からブースターケーブルを繋ぐ

昔からある定番の手法ですね。

メリットデメリット
・バイク以外にも使える
・低価格
・車が必要
・場所を取る
・復旧まで時間がかかる

なお救護車はハイブリット車以外であることが条件です。

ジャンピングスタートキット

最速でバッテリー上がり解消したい方にオススメです。

メリットデメリット
・短時間で復旧できる
・場所を取らない
・モバイルバッテリーとしても使える
・値段が高い

モバイルバッテリーとしての機能があるので、買ってずっと使わないというのは無さそうですね。

ロードサービス

意外かもしれませんが、ロードサービスは自宅にも呼べます。

メリットデメリット
・保険会社によっては等級ダウンの対象外で無料
・バッテリーのトラブルでも対処可能
・加入コストがかかる
・到着まで時間を要す

筆者が利用した際には初動から到着・処置まで約1時間かかりました。

なので急いでいる方には向きません。

最後の手段といった感じですね。

とはいえレッカーも使えるし、お守りだと思えば気持ちが違いますよね。

筆者のバイクだと年間5990円。

月500円で安心が得られるなら加入しておくのも悪くないと思います。

\ 1分でわかる/

バッテリー復旧後の注意点

エンジンがかかったら1時間くらいバイクを止めず走行しましょう。

  • すぐにエンジンを止めてしまうと充電が不十分でセルが回らない
  • アイドリングのみだとオルタネータの発電量が弱く充電されない

これをやらないと、ジャンピングスタートのやり直しです。

バッテリーの電圧はあるにエンジンがかからないのはCCA値の低下が原因

筆者はCCA値の低下が原因でバイクが始動しないのは、これで2回目です。

1度目の失敗から常に充電器を繋いでおきましたが、効果は無かったみたいです。

定期的にCCA値は計測したほうが良さそうですね。

もし心配な方は、パルス充電器を準備するか、CCA値の高いバッテリーをオススメします。

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なお筆者は、再び失敗したにも関わらず今使っている格安バッテリーでやり過ごすそうと考えています。

冬場はそれほどバイクに乗らないですからね。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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