ハーレーダビッドソンは何cc?現行・歴代モデルの排気量一覧

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ハーレーに乗っていると良く聞かれるのが、

「そのバイク何ccあるの?」とか、

「排気量どのくらいあるの?」です。

ハーレーと言っても搭載されるエンジンによって排気量もバラバラです。

  • 1番小さいエンジンは普通二輪免許で乗れる355cc。
  • 1番大きいエンジンは3ナンバーの自動車に迫る1,977cc。

これだけでも知っておくとちょっとした話のネタになりますよ。

本記事では、ハーレーダビッドソンに搭載されるエンジンの現行~歴代モデルまでの排気量を紹介します。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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ハーレーの現行モデルの排気量一覧

ハーレーの現行モデルに搭載されているエンジンは大きく分けると3つあります。

  • Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)
  • Revolution Max(レボリューション マックス)
  • Xシリーズエンジン

Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)

出典:Thunderbike Harley-Davidson Niederrhein

2017年にリリースされたハーレーの最新のビッグツインエンジンです。

この名前の「Eight」は、8バルブ(吸気4バルブ、排気4バルブ)を意味しています。

伝統の空冷エンジンです。

>ハーレーダビッドソンの歴代エンジンの種類一覧

ミルウォーキーエイトエンジンを搭載したモデル

前途しましたが、ミルウォーキーエイトエンジンはビッグツインモデルに搭載されています。

ビッグツインモデル
  • ソフテイルモデル
  • ツーリングモデル

昔はダイナモデルがありましたが、ソフテイルにモデルに統合されてしまいました。

ミルウォーキーエイトエンジンの排気量一覧

ミルウォーキーエイトはの4種類の排気量がリリースされています。

  • 107キュービックインチ(排気量1,745cc)
  • 114キュービックインチ(排気量1,868cc)
  • 117キュービックインチ(排気量1,923cc)
  • 121キュービックインチ(排気量1,977cc)

ハーレーは2気筒なので、1気筒あたり1リッターに迫る排気量です。

なお、米国では131キュービックインチ(排気量2,147cc)にボアアップするキットが販売されています。

ハーレー史上最大の排気量です。

Revolution Max(レボリューション マックス)

2021年にリリースされた水冷DOHC Vツインエンジンです。

空冷スポーツスターの終焉と共にリリースされました。

レボリューションマックスエンジンを搭載したモデル

レボリューションマックスエンジンは小排気量モデルに搭載されています。

ビッグツインモデル
  • スポーツモデル
  • アドベンチャーモデル

昔はスポーツスター専用の位置付けでしたが、レボリューションマックスエンジンへの変更を機に他のモデルにも搭載されるようになりました。

レボリューションマックスエンジンの排気量一覧

レボリューションマックスエンジンは2種類の排気量がリリースされています。

  • 排気量975cc
  • 排気量1,252cc

以前のエボリューションエンジンは883ccと1200ccでしたね。

Xシリーズエンジン

実はXシリーズエンジンという名前のエンジンはありません。便宜上Xシリーズエンジンと呼ばせていただいています。

通常はハーレー社は各エンジンに名前を付けていますが、これから解説するXシリーズのエンジンには名前が無いんです。

Xシリーズはハーレー社が若年層を取り込むためにリリースした戦略的モデルです。

エンジンは他の型とは毛色の違う水冷式の直列2気筒。

製造もアメリカ本国ではなく中国のQJモーターサイクル社が担っています。

Xシリーズエンジンの排気量一覧

Xシリーズエンジンは2種類の排気量がリリースされています。

  • 排気量353cc
  • 排気量500cc

なんとハーレーが普通自動二輪免許で乗れてしまいます。

Xシリーズの投入は中国、オーストラリアに次いで日本が3か国目なんです。

ハーレーの古いモデルの排気量一覧

ハーレーの古いビッグツインエンジンは以下の7種類です。

  • F-Head【Fヘッド】
  • Flathead【フラットヘッド】
  • Knucklehead【ナックルヘッド】
  • Panhead【パンヘッド】
  • Shovelhead【ショベルヘッド】
  • Evolution【エボリューション】
  • Twin Cam【ツインカム】

Fヘッド(1909-1936)

ハーレーダビッドソンの初期モデルに使用されたエンジン。吸気弁が上部に、排気弁が下部にある特徴的な構造。

初期のモデルでは約400ccから始まり、最大で約1200ccまでのバリエーションがあった。

フラットヘッド(1929-1973)

経済的で信頼性の高いエンジンとして評価が高く長期にわたって製造された。

約750cc(45ci)の45モデルと、約1200cc(74ci)のUモデルが主流だった。

ナックルヘッド(1936-1947)

OHV(オーバーヘッドバルブ)エンジンの初期型で、その独特なロッカーボックスの形状からこの名が付けられた。

約1000cc(61ci)のEモデルと、約1200cc(74ci)のFモデルがあった。

パンヘッド(1948-1965)

より効率的なオイル循環システムとアルミニウム製のシリンダーヘッドが特徴。

ナックルヘッドと同様に、約1000cc(61ci)と約1200cc(74ci)のモデルが存在していた。

ショベルヘッド(1966-1984)

パンヘッドの後継であり改良されたパワーと冷却性能を持っている。
(故障の多さはエンジン設計ではなく組み上げの精度の低さが原因。)

主に1200cc(74ci)と1340cc(82ci)のモデルに使用されていた。

エボリューション(1984-2000)

通称「Evo」とも呼ばれ、高い信頼性とメンテナンスの容易さが特徴。

ビッグツインモデルに搭載が終了した後も、スポーツスターモデルに搭載され883cc(54ci)、1100cc(67ci)、1200cc(73ci)、1340cc(82ci)などのバリエーションがあった。

ツインカム(1999-2017)

その名の通り、カムシャフトが2つあることが特徴。インジェクションに対応するなど過渡期のエンジンとも言える。

88ci(約1450cc)、96ci(約1580cc)、103ci(約1690cc)、110ci(約1800cc)のバリエーションがあった。

ハーレーのエンジンの排気量は巨大化が進んでいる

本記事を読んでいてお気づきになったと思いますが、ハーレーのエンジンの排気量は年々巨大化が進んでいます。

巨大化する理由はモアパワーと年々厳しくなる環境規制への対応が背景にあります。

ハーレーダビッドソン社が空冷エンジンにこだわる限りこの流れは変わらないと考えます。

ハーレーを購入する層はバイクでは無く、ハーレーという乗り物を買いたい人たちです。

そういう意味ではこの排気量巨大化路線は間違っていないと思います。

この層は水冷ハーレーに否定的な人が多いのも事実ですが。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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