気温が下がってくるとバイクのバッテリー上がりの話をよく耳にします。
キャブ車だったら押しがけで何とかなってしまいますが、インジェクション車はそうもいかない。
インジェクション車はバッテリーが上がったらジャンピングスタートをするしかないんです。
他の機器から電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させる方法。
ジャンピングスタートの方法は下記の3つです。
- 車からブースターケーブルを繋ぐ
- ジャンピングスタートキット
- ロードサービス
諸条件にもよりますが、手軽にできる順としては1→2→3でしょうか。
本記事ではインジェクション車両でバッテリーが上がってしまった時の処置について解説します。
なお筆者は先日『3.ロードサービス』を使いました。
では行ってみましょう。
インジェクション車両のバッテリー上がりの処置方法
車からブースターケーブルを繋ぐ
昔からある定番の手法ですね。
必要な条件は……
- ブースターケーブルセット
- 救護車がハイブリット車ではないこと
HV車は救護車になれない
救護車を繋ぐブースターケーブルは必須です。
でも持っていない人も多いんですよね。
さらにやっかいなのが最近は自動車はハイブリット車が主流であること。
このハイブリット車がクセ者で、救護車になれないんです。
実は車からブースターケーブルを繋ぐ手法は手軽に見えて、意外と条件が揃わないんですよね。
ブースターケーブルの繋ぎ方
エンジンを停止させてからブースターケーブルをつなげていきます。
赤いケーブルをつなげる
赤いケーブルをつなげる
黒いケーブルをつなげる
黒いケーブルをつなげる
5分ほど待機。
ブースターケーブルを取り外す手順は、つなげたときの逆の順序で行います。
※救護車側のエンジンは掛けっぱなしで操作してOK
エンジンがかかったら1時間くらいバイクを止めず走行しましょう。
- すぐにエンジンを止めてしまうと充電が不十分でセルが回らない
- アイドリングのみだとオルタネータの発電量が弱く充電されない
これをやらないと、ジャンピングスタートのやり直しです。
ジャンピングスタートキット
最速でバッテリー上がり解消したい方にオススメです。
わざわざ救護車を探す手間もブースターケーブルを繋ぐ煩わしさも無いですからね。
友人が使っているところを見せてもらいましたが、本当に画期的なアイテムだと思いました。
ネックはちょっと値段が高いところ。
なかなか活躍する機会が無いものに5000円以上出すのは躊躇しますよね。
しかし最近ジャンピングスタートキットはモバイルバッテリーとしての機能を持ち合わせいます。
これなら買ってずっと使わないというのは無さそうですね。
ロードサービス
ロードサービスは自宅に呼べる
ロードサービスは出先のトラブルにしか使えないと思っていませんか?
実は自宅にも呼べるんです。
ありがたいことに等級ダウンの対象外で無料で使えます。
※保険会社による
ロードサービスの欠点
- 到着までの時間がかかる
- 加入コストがかかる
先日筆者はブースターケーブルもジャンピングスターターキットも持っていない。
仕方がなくロードサービスに頼ったわけですが、初動から到着・処置まで約1時間かかりました。
なので急いでいる方には向きません。
最後の手段といった感じですね。
とはいえレッカーも使えるし、お守りだと思えば気持ちが違いますよね。
筆者のバイクだと年間5990円。
月500円で安心が得られるなら加入しておくのも悪くないと思います。
\ 1分でわかる/
ジャンピングスタートは諸刃の剣のようなもの
強制的にバッテリーを復活させるジャンピングスタートですが、代償は大きくバッテリーの寿命を縮めます。
使わないに越したことはないんですよ。
ハーレーに限らず、最近のバイクは電子機器がモリモリ搭載されています。
なのでメチャクチャ電気を喰うんですよね。
一度、ジャンピングスタートを使ったらバッテリーの交換の時期が近いと考えたほうが良いです。
社外品のバッテリーなら1万円以下で買えますよ。
ハーレーのバッテリーは純正じゃなきゃダメ?社外品と比較してみた結果
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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