バイクはどこに保管していますか?
筆者は以前、屋外のサイクルポートに停めていました。
しかし、屋外にバイクを停めるのはデメリットが付きまといます。
- 盗難の心配
- 車体の劣化を早める
特に筆者の所有するハーレーは窃盗団の大好物です。
このような背景から、新居を構えるのに合わせてガレージを設けました。
自分だけの秘密基地みたいな空間にしたいなー。
ところがガレージが仕上がってから気が付く、
失敗の数々。
しっかり計画を立てたつもりでも、使ってみなきゃ気が付かないことも多いんです。
本記事ではハーレー用のガレージを設けて『こうしておけば良かった・失敗事例』を挙げていきます。
この記事を読んで、筆者のようにガレージが出来上がってから後悔しないようにしましょう。
筆者のバイクを保管しているガレージのスペック
- イナバ物置:ガレーディアGRN-3142S
- サイズ:幅 3290.0mm × 奥行き 4555.0mm × 高さ 2360.0mm
- 床:土間コンクリート (塗装のみDIY)
- 内装:グラスウール+OSB板(DIY)
- 窓・換気扇無し
自動車用のガレージを設けました。
これはバイクを止めるだけでなく筆者の遊び場としてのスペースも兼ねているからです。
なお、母屋に筆者の部屋はありません。
ガレージ設置前に電化製品の数を把握しておかないと後悔する
何も考えずに工務店さんに言われるがままに、コンセントを設けました。
これが失敗。
設けたコンセントボックスは2つ(4口)。
圧倒的に足りていなかった。
そもそも通常のガレージの用途は車やバイクを停めるだけ。
私のようにガレージを趣味のスペースにする考えの人は少数派のようです。
コンセントが少ない弊害
コンセントの配置と数を失敗すると、延長コードと電源タップに頼るしかありません。
- 見た目の悪さ
- 許容量オーバーによる電気火災のリスク
せめて4か所(8口)コンセントを設けるべきでした。
ガレージの端から端に延長コードを引っ張らないといけないので使い勝手が悪いです
使用する電化製品を想定しておくべき
参考までに筆者のコンセントの使用状況を紹介します。
- Wi-Fiルーター
- PLCアダプター
- パソコン
- デスクライト
- 時計
- 扇風機
- オイルヒーター
- バイクバッテリー充電器
- インパクトの充電器
あらかじめ『使用する電化製品の数を把握しておく』だけでも、私のような失敗を防げますよ。
ガレージ設置前にエアコン専用のコンセントを設ける
夏場のガレージの平均気温は40℃。
命の危険を感じます。
生きるためにはエアコンが必要です。
エアコンが欲しいよー。
エアコンは専用コンセントが無いと取付けられないんですよ
そんなの知らんがな。
法律上はどうなっているか
エアコン専用コンセントの設置は「義務化されていない」です。エアコンの取りつけ工事のさいに、家電量販店から「エアコン専用コンセントがない場合は、専用回路を引いてください」と案内がありますが、法律上は義務化されていません。
引用:コンセント110番
法律上では義務化はされていないものの『販売店・業者』は自重しているのが現状です。
- 通常のコンセントを使用するとブレーカーが落ちやすくなる
- 通常のコンセントを使用すると熱が発生して火災の危険性がある
安全面でリスクが高いので、何かあった時の補償問題に発展しかねないですからね。
という事は、どうしてもエアコンを取付けたければ、
お金を出して専用のコンセントを増設しなければなりません。
今年の夏も灼熱のガレージライフをエンジョイしなければならないようだ。
エアコン以外の対策
私のようにエアコン専用のコンセントを設けなかった人は、灼熱のガレージライフをエンジョイするしかないのでしょうか?
- スポットクーラー
- 屋根やシャッターに遮熱塗料の塗布
残念ながら、どちらもエアコンほどの冷却効果は期待できません。
もちろん何も無いよりは、ずっとマシですが
以上の理由からガレージを設置する時は、あらかじめエアコン専用のコンセントを設けておいたほうが良いです。
なお冬の時期のガレージの中は、屋外よりキンキンに冷えます。
この時期はキャンプで使うような『持ち運び可能なガスストーブ』がオススメです。
コンパクトサイズなので、使わない夏場はスペースを取らずにしまっておけますよ
ガレージはWi-Fiの電波が届きにくい
「母屋からWi-Fiを飛ばせばいい」という安直な考えは失敗でした。
通信範囲は十分満たしているはずなのに、ガレージの金属の壁が電波を遮断してしまっているのが要因。
ガレージを設置するときに、電気配線と一緒にLANケーブルを引き込んでおくべきでした。
ガレージのネット環境を整えるには
- LANケーブルの引き込み
- スマホテザリング
- 置くだけWi-Fi
困ったことに、どれも小さくない費用がかかります。
完全に私の娯楽なので、これ以上お金はかけられません
PLCアダプターがオススメ
私のオススメはPLCアダプターです。
PLCとはコンセントを介してネットを繋ぐ方式です。
正直な話、私の使用環境では通信の安定性はイマイチです。
しかし、Youtubeの視聴くらいは問題ありません。
Youtubeで参考動画を見ながらバイクを整備できる環境は最高です
私のようにお金をかけずにインターネットを楽しみたい人にはちょうど良い選択だと考えます。
ガレージを設置したら床の塗装をしたほうが良い
私は無骨な男臭いガレージに憧れを抱いていました。
塗装なんか必要ない。
オイルの滲んだ床がカッコいい。
そう思っていました。
使ってみて気が付きましたが、土間コンクリートは塗装したほうが良いです。
塗装をしないデメリット
なぜ土間コンクリートを塗装したほうが良いんでしょうか?
- 落としたボルトやワッシャーが見つかりづらい
- 汚れが染み込んで匂いが残る
落とした部品が見つからないのは、かなりのストレスです。
自分の決断の失敗をなかなか認められず、塗装に踏み切ったのはガレージが仕上がって半年後。
せっかく苦労して搬入した棚や工具類を全て引っ張り出して、丸1日かけて塗装しました。
ガレージを設置してすぐに塗装するべきでした
塗装は水性アクリル塗料がオススメ
私のように後から塗装を考えている人には『水性アクリル塗料』がオススメです。
水性アクリル塗料のメリット
水性アクリル塗料は施工時間が短くて済むのが大きな特徴です。
下地材のシーラーの塗布を含めても1日で仕上がります。
※気温など諸条件有り
水性塗料であれば朝ガレージの外に荷物を出して、夕方には片付けまで済ませられます
水性アクリル塗料より優れた塗料はたくさんありますが、施工に時間がかかるのが難点です。
水性アクリル塗料のデメリット
水性アクリル塗料は、施工時間が短く済むメリットの半面、耐久性に欠けるのがデメリットです。
- ラッカースプレーをこぼすと塗装の表面が溶ける
- 引っ掻き傷が残りやすい
通常のバイク整備作業をする分には何の問題もありません
塗装以外の選択肢
『塗装を自分でやると失敗しそう』『匂いが苦手』
そこで、フロア材を検討してはいかがでしょうか?
友人が上記の理由に加え『オシャレなガレージにしたい』という理由でフロア材を敷いてます。
確かにオシャレでした。
しかし、自分で塗装するのに比べてしまうと、どうしても値が張ってしまうのが気になるところ。
とはいえ
- 気に入らなければ取り外してやり直せる
- 滑りにくく、既存床の保護にもなる
上記の2つは塗装には無い、大きなメリットです。
『塗装を自分でやると失敗しそう』『匂いが苦手』な人はフロア材を検討しても良いと思います。
タフ!イージー!クール!ガレージ・展示会・ベランダ・店舗の床をテックタイルで簡単フロア演出[防炎物品]計画を練ってガレージを設置してもこれだけ失敗している
施工前に、かなり計画を練ったつもりでした。
それでもこの失敗の数々です。
とはいえバイクをガレージに保管できる恩恵はとてつもなく大きい。
- 盗難のリスクの低減
- 車体を劣化から守る
- 天候、時間に左右されず作業が出来る
ガレージにバイクを保管できるだけで十分恵まれているんです
実際のところ、ガレージでバイクの整備をするだけだったら、私のように悩むことはありません。
私の失敗はただの贅沢な悩みなのかもしれません
しかし、ガレージは自分だけの空間です。
ガレージを快適な秘密基地化するのも面白いですよ。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
【加瀬のレンタルボックス】
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