離島をバイクで走るって憧れませんか?
先日、長年の夢が叶って佐渡島を訪れてきました。
訪れるのにちょっとハードルが高い佐渡島ですが、バイクで走るのには最高の環境です。
とはいえ、いざ行ってみると『もっとこうしておけば良かった』と思ったことが多々ありました。
本記事ではこれから佐渡島のツーリングを考えている方に、筆者の体験談を含め『知っておいてほしい』情報を書いています。
では行ってみましょう。
佐渡島の日帰りツーリングはオススメしない
佐渡島の日帰りツーリングはオススメしません。
理由は以下の3点つです。
- 島の大きさを考えると現実的ではない
- フェリーの時間も考えなければならない
- ツーリングスポットは海岸沿いだけではない
なにより焦ってバイクを走らせても何も楽しくありませんからね。
佐渡島は一周するのに約7時間
新潟県の北部に浮かぶ佐渡島ですが、実はかなり大きな島なんです。
その大きさは東京23区の1.5倍。
筆者もピンときませんでしたが、フェリーで島の姿を目にしたときは想像をはるかに超える大きさで驚きました。
これほどの大きさなので、佐渡島の外周をグルっと回るだけで7時間かかります。
さらにフェリーで拘束される時間が往復で7時間くらい。
加えて港までの移動時間を考えると、日帰りツーリングは現実的では無いですよね。
フェリーの時間も考えなければならない
離島なので帰りのフェリーの時間も考えなけれないけません。
二輪車の乗船は出航の30分前なので、これを逃すとフェリーに乗れない。
余裕をもって港に到着したいですね。
ツーリングスポットは海岸線のみだけではない
せっかく佐渡島にきたのに海岸沿いの道だけ走って終わりではもったいない。
佐渡島には山もあるし、佐渡金山をはじめ観光資源が豊富です。
バイクで走っても良し。バイクから降りて観光名所を歩いても良し。
実際にバイクで走ってみてわかりましたが、佐渡島を1日ですべて堪能しようなんて欲張りな話です。
時間が全然足りませんでした。
日帰りツーリングなら大佐渡側に絞る
ここまで『佐渡島への日帰りツーリングはオススメ出来ない』と述べました。
ですが佐渡島の北側、大佐渡側だけなら十分日帰りツーリングが可能です。
時間の制限がある方にオススメですよ。
なぜ大佐渡側を選ぶのか
魅力的な観光スポット、ツーリングスポットの数です。
島の北部の大佐渡には佐渡金山、北沢浮遊選鉱場跡など有名な観光スポットが集中しています。
とはいえ、これはあくまで筆者の趣向によるものです。
島の南部の小佐渡も佐渡西三川ゴールドパークなど魅力的なスポットがたくさんあります。
実はどちらを選ぶかギリギリまで迷いました。
大佐渡側のツーリングルート例
今回のツーリングは両津港をスタートして大佐渡スカイライン経由で佐渡一周線に出るルートを設定しました。
立ち寄った観光地は以下の5か所です。
大佐渡スカイラインと佐渡一周線の道中の景色があまりにも良くて何度もバイクを止めました。
タイムスケジュールの例
上記のルートは、距離にすると大したことありません。
しかし、途中の大佐渡スカイラインの峠道だったり、観光地を楽しんだりしていると思いのほか時間に余裕がありませんでした。
遠隔地から訪れるパターン【一泊】
今回のツーリングでのタイムスケジュールです。
なお筆者は高速道路を使っても新潟港まで約6時間かかる地域に住んでいます。
新潟県外の遠隔地から訪れる方の参考になると思います。
バイクは30分前の12:05に乗船。
下船に15分程度。そのままホテルへ。
大佐渡方面をツーリング。
バイクは30分前の15:35に乗船。
新潟港発の日帰りのパターン
近場の方や、よほど体力がある方限定ですね。
めちゃくちゃハードなのでオススメしません。
バイクは30分前の05:30に乗船
下船に15分程度。大佐渡方面へ
バイクは30分前の19:00に乗船。
佐渡のオススメのツーリングスポット
トキの森公園
トキの森公園の見どころ
トキの保護施設です。
こんな感じでガラス越しに間近でトキを見ることができます。
驚いたのは佐渡島内で当たり前のように野生のトキに遭遇すること。
でも間近で見れるのは、トキの森公園だけですからね。
ぜひ足を運んでみてください。
アクセスと概要
所在地 | 新潟県新潟県佐渡市新穂長畝383-2 |
営業時間 | 営業時間(観光) : 8:30~17:00(最終入場は16:30) |
定休日 | 毎週月曜日(3月~11月までは無休)、年末年始 |
問い合わせ | 0259-22-4123 |
入館料 | 入館料:環境保全協力費として大人400円,小人100円 |
大佐渡スカイライン
最高の景色を眺めながらワインディングを楽しめます。
筆者はピークを逃してしまいましたが、紅葉がとてもきれいでした。
しかし、大佐渡スカイラインはなかなかハードな峠道。
ヘアピンカーブが続くルートなので、車種によっては苦労すると思います。
日光のいろは坂の1車線バージョンみたいな感じでしたね。
佐渡金山
佐渡金山の周辺は紅葉スポット
世界遺産への推薦が決定しているだけあって、設備だけでなく周辺の道路もしっかり整備されています。
佐渡金山の見どころ
佐渡金山は広く、じっくり観光を楽しむと平気で2時間を超えてしまいます。
筆者は帰りのフェリーのこともあり、30分で周れる「宗太夫坑コース」を選択。
手掘り坑道のスケールの大きさには圧倒されました。
アクセスと概要
両津港から大佐渡スカイライン経由だと90分くらいの距離です。
所在地 | 新潟県佐渡市下相川1305番地 |
営業時間 | 8:00~17:30(4月~10月) 8:30~17:00(11月~3月 ) |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 0259-74-2389 |
見学料 | 宗太夫坑入場900円、道遊坑入場900円、共通券1400円(佐渡金山HPに詳細有り) |
北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡の見どころ
ラピュタの世界観を感じられることで有名なスポットですよね。
バイクは入れませんが、ノスタルジックな趣を感じる建物と一緒に写真に納まりたいですね。
アクセスと概要
所在地 | 新潟県佐渡市相川北沢町3-2 |
営業時間 | 24時間 ライトアップ:19時~22時(4月~9月)、17時~22時(10月~2月) |
定休日 | 無休 |
問い合わせ | 0259-27-5000(佐渡観光交流機構) |
見学料 | 無料 |
佐渡一周線【県道45号】
佐渡一周線とは
佐渡島の外周道路のことです。
単一路線の主要地方道としては、日本一の長さを誇ります。
佐和田地区を起点として佐渡島を海岸線に沿って右回りに外周し、小木地区西端の沢崎鼻付近に至る主要道路。海岸線沿いには主要港湾や中小の漁港がある他、景勝地など観光拠点も点在する。しかし断崖を抜ける箇所等、幅員が非常に狭隘な箇所も多い。路線名は一周となっているが途中に未供用区間があり、起点と終点はつながっていない。
引用:Wikipedia
島の北部の大佐渡側は途切れることなく続いていて、道路もしっかり整備されています。
本当にずーっと海岸沿いの道が続いているんです。
佐渡一周線の見どころ
走っているだけで面白い。
ずーっと続く海岸沿いを走っていると、改めて離島にやってきた感がありました。
写真はほんの一部です。
大野亀(おおのがめ)
大野亀の見どころ
日本海に突出する「大野亀」の標高は167m、亀の形をした大きな一枚岩です。
引用:公益社団法人 新潟県観光協会
実物を見たらあまりのスケールの大きさに驚きました。
昼食は大野亀ロッジがオススメ
昼食は目の前に大野亀を覗く大野亀ロッジがオススメです。
大野亀の駐車場から道を挟んで反対側にあって場所も良い。
大佐渡をグルっと回るときはタイミング的にここで食事を取るのがベストだと思います。
大野亀ロッジのアクセスと概要
所在地 | 新潟県佐渡市願149 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 12月~2月は休業 |
問い合わせ | 0259-26-2410 |
二ツ亀
二ツ亀の見どころ
二匹の亀がうずくまっているように見える島。潮の満ち引きで景色が変わる。海水の透明度は佐渡随一を誇り、二ツ亀海水浴場は「日本の快水浴場100選」にも選ばれています。「大野亀」とともに、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星として掲載されています。
引用:公益社団法人 新潟県観光協会
難点は、この景色を見るのに急勾配な階段を下りなければならないところ。
筆者は階段で疲れ果てていました。
しかし、この看板を発見して疲れがブッ飛びました。
本土にいたら見ることが無い看板ですよね。
アクセスと概要
所在地 | 新潟県佐渡市鷲崎1116-2(SADO二つ亀ビューホテル駐車場) |
問い合わせ | 0259-67-7602(佐渡市観光振興課) |
バイクに乗っていたら佐渡島は一度は走りたい場所
いざ夢にまで見た佐渡島に上陸しましたが、両津港の周辺は離島感をあまり感じられません。
本土の景色とそれほど変わりません。
でもバイクで山を登って島を見下ろしてみたり、ずーっと続く海岸沿いの道を走っていると『ここは本土ではない。離島だ。』と実感させられます。
筆者の後悔は佐渡島に2泊しなかったこと。
島の南側、小佐渡も行ってみたかった。
これから佐渡島を訪れる予定がある方は、出来ることなら島に2泊して、じっくり楽しんでいただきたいです。
佐渡島に訪れる際は、ふるさと納税のクーポンがお得です。
正直な話、フェリー代がなかなかの金額ですからね。
クーポンを使ってホテル代を節約して、少しでもお得に佐渡島に行きましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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