バイクで佐渡島へ行くには佐渡汽船のカーフェリーを利用する以外に手段がありません。
先日、バイクツーリングで佐渡島行きのフェリーを利用しましたが、事前に調べた内容とだいぶ事情が異なっていました。
リサーチ不足なだけの可能性もありますけどね。
本記事では実際に佐渡汽船のカーフェリーを利用してみて、気が付いたこと、事前に知っておいたほうが良いことを書いています。
知っているといないでは、だいぶ違うと思います。
では行ってみましょう。
本記事は新潟港(本土)~両津港(島)経路について書いています。利用する港によっては手続きが異なる可能性があります。
佐渡汽船のフェリーの予約方法と料金
カーフェリーの予約方法
フェリーの予約方法は2種類あります。
- 佐渡汽船の予約サイト(ブラウザ)
- さどまる倶楽部(アプリ)
詳しくは後述しますが、佐渡汽船の予約サイトより『さどまる倶楽部』を利用したほうが400円くらい安くなります。
佐渡汽船の予約サイト
Googleで『佐渡汽船(さどきせん)』と検索するとページ先頭に表示されます。
ページトップの右上から手続きを開始します。
なお予約には車両情報(ナンバー等)が必要です。
事前に確認しておきましょう。
電話でも予約可能ですが、ネットで予約したほうが後々のことを考えると楽です。
なぜなら……
- 予約完了時に予約詳細のメールが届くので間違いが防げる
- 受付時に予約詳細メールを見せるだけで受付が完了する
当日は航送車受付センターで、受信メールを係員さんに提示して料金を支払えば手続き完了です。
- クレジットカード利用可・事前決済も可
さどまる倶楽部
アプリに利用者情報を登録すると、会員専用の割引申し込みフォームが利用できます。
さどまる倶楽部の会員番号を入力する以外は、佐渡汽船のサイトと内容は変わりません。
予約が完了すれば公式サイト同様、予約詳細メールが届きます。
当日は航送車受付センターで、受信メールを係員さんに提示して料金を支払えば手続き完了です。
バイクのカーフェリー利用料金は高い
バイク(750cc以上)カーフェリーを利用料金は往復20300円(2024年4月1日時点)です。
- 二輪車運賃には運転者の運賃が含まれておりません。別途、大人または小児の旅客運賃が加算されます。
- 上記の利用料金はカーフェリーを利用料金と運転者の運賃(2等席)を含んだ料金です。
二輪車片道運賃【2024/7/1 ~ 2024/9/30】
車格 | 片道料金 |
---|---|
二輪自動車(750cc以上) | 6,330 円 |
二輪自動車(750cc未満) | 4,950 円 |
原動機付自転車(125cc以下) | 3,590 円 |
自転車を含む軽車両 | 2,220 円 |
※上記の表は燃料油価格変動調整金を含めた料金です
燃料油価格変動調整金で運賃が変動するので、事前に確認しておきましょう。
燃料油価格の高騰に伴いまして、片道1人(1台)あたり下記の「燃料油価格変動調整金(以下、調整金)」を運賃に加算させていただいております。各運賃表には調整金が含まれています。(ペット、手荷物を除く) 調整金は燃料油価格の変動幅に応じて3ヶ月毎に見直しいたします。
引用:佐渡汽船
カーフェリーの一般旅客運賃【2024/7/1 ~ 2024/9/30】
等級 | 片道料金 |
---|---|
スイートルーム | 16,510 円 |
特等 | 7,300 円 |
1等 | 5,020 円 |
2等 | 2,960 円 |
二輪車運賃には運転者の運賃が含まれておりませんので、別途、大人または小児の旅客運賃が加算されます。
引用:佐渡汽船
※2023年7月の運賃より、二輪車運賃の表記を変更しました。(大人1名分の2等運賃を含む→含まないに変更)
さどまる倶楽部を経由しても割引は少ない
2022年11月に利用したときは【さどまる倶楽部】を経由しても400円ほどしか割引がありませんでした。
- 佐渡汽船公式サイト → 20460円
- さどまる倶楽部経由 → 20040円
二輪車は割引キャンペーン対象外
二輪車はキャンペーンの対象外とされることがあります。
例えば佐渡浪漫紀行【2022年4月1日(金)~11月30日(水)】
『往復乗船代+宿泊代(1泊2食)がセットでお得』との触れ込みですが、対象となるのは乗用車のみ。
二輪車は【車両なし】扱いとなり、輸送費が追加で発生します。
なんでバイクだけこんな扱いを受けるんでしょうね。
一等席と二等席のどちらを予約すべきか?
二等席で大丈夫です。
調べてみると『二等席は座れない時もある』とありますが……確実に座れます。
なぜなら、フェリーの乗船順番はバイクが先だから。
バイクを停めて客室内に入ると、他の利用者はまだ乗船していません。
往路、復路でそれぞれ別のカーフェリーでしたが乗船順番は変わりませんでしたよ。
カーフェリーの所要時間
フェリーでの移動時間以外も考慮する
フェリーでの移動時間は約2時間半です。
だからと言って、出航時間に合わせてフェリー乗り場に来ても乗船できません。
バイクの乗船時間は出航の30分前です。
それまでに受付も済ませておかなければなりませんからね。
少なくとも出航時間の45分前にはフェリー乗り場に到着するべきですし、トータルで3時間半をみておいたほうが良いです。
フェリーでの拘束時間
搬送車きっぷ売場で受付を済ませます。
混雑状況にもよりますが、15分くらい時間をみていたほうが良いと思います。
出航の30分前にバイクの積み込みが始まります。
なので、出航30分前には待機スペースにいないとフェリーに乗れません。
バイクの乗船が終わったら乗用車やトラックの乗船が始まってしまうんです。
船内は食堂や売店などの設備が充実しています。
客室に上がると、下船まで駐車場に戻ることは禁止されています。
必要なものはあらかじめ持ち込んでおきましょう。
Wi-Fi環境も整っていてるので、快適に過ごせますよ。
下船の順番は船内の混雑具合で変わります。
バイクを停めた場所、乗用車の数、トラックなどの大型車の状況次第といった感じです。
基本的にバイクの下船は(コンテナを除く)一番最後だそうです。
佐渡島行きのバイクフェリーは思った以上に時間と費用がかかる
佐渡汽船のフェリーの料金、高いですよね。
思っていた以上に費用がかかりました。
訪れるのにちょっとハードルが高い佐渡島ですが、バイクで走るのには最高の環境です。
山もあって海もあって景色が良いし、特にずーっと信号のない海岸沿いの道を走るのは最高に気持ちよかったです。
本当に行って良かった。
ちなみに島の外周の敷かれた佐渡一周線は日本一長い都道府県道です。(164.6km)
欲を言えば佐渡島に二泊したかったですね。
帰りのフェリーの時間もあるし、とても1日じゃ周りきれない。
佐渡を訪れた際は時間に余裕をもって滞在してほしいです。
佐渡島に訪れる際は、ふるさと納税のクーポンがお得です。
正直な話、フェリー代がなかなかの金額ですからね。
クーポンを使ってホテル代を節約して、少しでもお得に佐渡島に行きましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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