バイクに合うのはどんな財布でしょうか?
もちろん極厚の牛革の長財布ですよね。
※筆者の趣味です
ジーンズの後ろポケットから財布が覗いているサマは本当にカッコいい。
しかし、長財布を後ろポケットに入れてバイクに乗るのはオススメしません。
なぜなら筆者はツーリング中に財布を落とした過去があるからです。
後ろポケットからすり抜けていく感覚は今でも忘れられません。
この経験からバイクに乗るときは、ジーンズの後ろポケットに収まるコンパクトなサイズの財布にするべきと考えました。
だからと言ってコンパクトな財布だったら何でも良いというわけにはいきません。
筆者は失敗を繰り返していくうちに、最適解にたどり着きました。
本記事では、筆者の失敗談と共にバイクツーリングに適したコンパクトな財布を紹介していきます。
ではいってみましょう。
バイクツーリングに適したコンパクトな財布の条件
コンパクトな財布の定義
ここで言うコンパクトな財布とは、バイクツーリングに適したサイズを指します。
- 縦12cm×横10cm以下。
- 何も入っていない状態で、厚みは1.5センチ以下。
12cm×10cm以下であれば大抵のメーカーのズボンのポケットに収まります。
中身をできるかぎり削ぎ落す
たくさん詰め込むと、コンパクトな財布の良さが失われてしまいます。
財布に厚みを持たせたくないので、中身は厳選すべき。
- 免許証
- 保険証
- クレジットカード
- 現金(紙幣のみが望ましい)
お釣りの小銭は財布を太らせます。
できるだけバーコード決済を利用して、現金を使うのは避けましょう。
近年はバーコード決済が使える自販機も増えてきましたよね。
コンパクトな財布のメリットとデメリット
一長一短と言ったところでしょうか。
簡単に補足していきますね。
コンパクトな財布のメリット
走行中の紛失リスクが低い
ポケットから抜けにくいので、紛失のリスクが少なくなります。
分厚い長財布をポケットに入れておくと、道路の段差で車体が跳ねた拍子にポケットからスルりと抜けてしまいますからね。
ただし中身を入れすぎないのが条件です。
身に着けていてストレスを感じない
大きな財布だと、お尻のあたりに常に違和感を覚えます。
その点コンパクトな財布は後ろポケットだけでなく、ジャケットのインナーポケットに収納しても違和感がありません。
融通が利くのがコンパクトな財布のメリットですよね。
コンパクトな財布のデメリット
コンパクトな財布はバイク専用と割り切る
ライフスタイルによっては、日常生活に使うのには向いていないかもしれません。
- 間口が狭いので、中身をたくさん入れるのに適さない
- 中身をたくさん入れてしまったら、それはコンパクトな財布では無い
適正な量を超えてしまうと、長所が短所になります。
筆者の失敗談
日常生活とツーリング用の兼用を考えて、少し小さめの2つ折りの財布を購入しました。
『二兎を追う者は一兎をも得ず』とは良く言ったものです。
走行中に少しずつジーンズの後ろポケットから抜けていきます。
抜け落ちる原因は、財布の分厚さです。
いくら小銭を抜いているとはいえ、牛革を2つ折りにした財布自体が厚すぎる。
当時は、厚さまでは考えが及びませんでした。
フラッドヘッド社製の財布は日常生活専用になりました。
バイクツーリングに適したコンパクトな財布を選ぶときの注意点
コンパクトな財布を選ぶときに気を付けたいのは以下の3点です。
- 素材
- L字ファスナー
- Dカン
この3点を抑えておけば財布選びの失敗を避けられますよ。
財布の素材にこだわりたい
本革を使った財布をオススメします。
常に身に着けているものだけに、カッコいいものを使いたい。
石油素材の物は経年共に劣化するだけですが、革は時間が経つほど味が出てきます。
エイジングも革の楽しみのひとつなんですよね。
革の素材に注意
避けてもらいたいのが以下の2点です。
- フェイクレザー(合成皮革)
- リサイクルレザー
これらはナイロン等の石油素材と一緒で、経年とともに劣化します。
これらは本物の革ではないのでエイジングを楽しめません。
合成皮革はナイロンやポリエステル生地の上に、ポリウレタンをはじめとした樹脂層をコーティングして作られます。
引用:株式会社MonotaRO
リサイクルレザーとは皮革製品を製造する際に出る革の端材を繊維状に粉砕し、これをラテックス樹脂と混ぜ合わせて固めてシート状にしました。
引用:株式会社武田産業
劣化事例
下の写真は3年使ったリサイクルレザーの財布です。
使っているうちに革を固めているラテックス樹脂が溶けてきてしまいました。
この状態で使い続けるとカードがベタベタになります。
こうなってしまうと機械で読み取れなくなってしまうので本当に困ります。
バイクツーリング用の財布にはL字ファスナーは必須
ファスナーが付いている財布を選びましょう。
なぜならファスナーが無いせいで、諭吉が空に舞ったことがあるからです。
※筆者の体験談
ウォレットチェーンのおかげで財布だけは無事でした
ツーリング中の落下防止にDカン
財布がズボンのポケットから落ちる保険としてウォレットチェーンを付けるべきです。
ファスナーが付いていないと効果半減です。
そのためにはDカンはマストです。
しかしDカンが付いていれば、なんでも良いというわけでもない。
飾り程度に付いているDカンは財布の重さに耐えられず破損します。
※コチラは友人に起こった出来事です
ファスナーが付いていたので財布の中身は無事でした
バイクツーリング時にオススメのコンパクトな財布
財布は常に身に着けているものだけに、財布の印象は持ち主の印象に直結します。
バイクに乗る人間として、一緒に旅をする財布だからこそカッコいいものを使いたい。
残念ながら筆者が所有している財布は、古いものなので廃盤になってしまいました。
今回は筆者が実際に欲しいと思うコンパクトな財布を紹介していきます。
とはいえ、条件【本革製・L字ファスナー・Dカン】を満たす財布って意外と売ってないんですよね。
HUKURO 栃木レザー ミニ財布
付属する金具は真鍮製。
革の経年変化と共に、真鍮が酸化してくすんでいくのも楽しめます。
気になるところは少しマチが大きい点。
【約11cm×約11.5cm×約1.8cm(縦×横×厚み)】
とはいえ、使っていくうちにファスナーのテープが外に押し出されて厚みが無くなります。
気にするレベルではありませんよ。
ESPERANTO(エスペラント) レザー ミニウォレット
【サイズ:W10.5×H9×D1.5cm】
とにかくコンパクト。
主張しすぎない控えめなロゴも好きですね。
ひとつ残念なのはDカンが付いていないところ。
代わりにファスナーの持ち手がDカンの役割を兼ねています。
sot ミネルバボックスレザーLファスナー ミニ財布
【サイズ:W9.0×H11.0×D1.2cm】
サイズはベスト。
しかし、コチラの商品もファスナーがDカンの役割をしています。
持ち手の部分と財布の革の色が違うのは珍しくてオシャレですよね。
バイクツーリングにはコンパクトサイズの財布がオススメ
財布はサドルバッグに入れておけばいい。
それが一番安全。
でもわざわざ出し入れするのって面倒じゃありませんか?
ズボラな筆者はウォレットチェーンを付けて、ズボンの後ろポケットに入れるのがしっくりきます。
旅先で財布を落とすのは致命的です。
ストレスなく旅を楽しむためにも、バイクツーリング専用でコンパクトな財布を持ってはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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