バイクインカムはビーコム(B+COM)を買うべきです。
なぜならビーコムはバイクインカムシェア国内NO.1だから。
もの凄く粗雑な理由ですよね。
でもバイクのインカムって、メーカーが違うだけでペアリングがめちゃくちゃ面倒。
本当にグダグダになります。
迷ったら、一番所有者が多いであろうビーコムにしておけば間違いない。そう考えます。
その中でも本記事で紹介するビーコムワン(b+com one)は、
『ソロツーがメインだけど行くマスツーでもサクッとペアリングしたい人』にはちょうどいいスペックなんです。
本記事では筆者がビーコムワンを推す理由と、悪いところも含め3年使った正直な感想を書いていきます。
では行ってみましょう。
ビーコムSB6Xではなくビーコムワン(b+com one)を推す理由
こちらはハイエンドモデルSB6Xと、スタンダードモデルONE(ワン)の比較表です。
ビーコムSB6X | ビーコムONE | |
---|---|---|
オーディオシステム | 高音質 B+COM SOUND SYSTEM | 高音質 B+COM SOUND SYSTEM |
かんたんB+LINK通話 | 対応 | 対応 |
最大通話可能人数 | 6人 | 6人 |
連続使用時間 | インカム通話 最大約16時間 | インカム通話 最大約12時間 |
本体重量 | 53g | 43g |
防水性能 | IP67相当 | IP67相当 |
発売日 | 2017年8月 | 2020年1月 |
マイクの種類 | アームマイク ワイヤーマイク 両方同封 | アームマイク ワイヤーマイク どちらか選択 |
価格 | 51,690円(税込) | 各34,980円(税込) |
購入する | 購入する |
機能に差はありますが、インカム自体のスペックはほとんど差がありません。
大きな違いは「通話中に、音楽が聴けるかどうか」
どちらもスマホとBluetooth接続出来るし、インカム自体のスペックに大差は無い。
あとは「インカム通話中に、音楽やナビが聴けるかどうか」
そこに価値を感じるか?です。
筆者はそこに差額15000円分の価値を感じませんでした。
仲間とツーリングするときぐらい音楽は聴かなくてもいいんじゃないかと。
音楽はソロツーの時にいくらでも楽しめますからね。
ビーコムワンの連続使用時間で必要十分
ビーコムワンのインカム通話は最大12時間可能です。
筆者はこれで十分と考えています。なぜなら……
- マスツーで日帰りツーリング
- ソロツーで音楽かけっぱなし
これくらいの条件であれば、帰ってきても電池残量は80%以上あります。
SB6Xに比べてバッテリーの容量は落ちますが、必要十分なスペックです。
そもそも12時間ずっと喋り続けることなんか無いですし。
逆にこれよりバッテリー容量が大きいSB6Xはオーバースペックな気がします。
ビーコムのバイクインカムは操作が簡単
普段使いの機能は1回の操作で完結できる
筆者がビーコムを買ったのは、実際に触ってみて一番操作が簡単と感じたからです。
インカムは運転中に操作する機会が多いですからね。
だいたいの機能が1回の操作で使えますよ。
スイッチ類はボタン3個+ダイヤル1個
ビーコムワンのスイッチ類は必要最低限の数に収められています。
運転中に使うのはデバイスボタンとボリュームダイヤルのみ
運転中に(B1)ボタンと(B2)ボタンは使いません。
- デバイスボタン→電話に出る
- ボリュームダイヤル→音量調整、曲のスキップ
シンプルで優しい設計ですよね。
スマホとペアリングのやり方
電源OFFの状態でデバイスボタンを押しながらボリュームダイヤルを上へ4秒回す。
電源ONの状態でこの操作をしてしまうと、スマホの表示はペアリング済なのにペアリングされていない状態になります。
1度ペアリングしておけば電源を切っても、次から自動的に再ペアリングされますよ。
ビーコム同士でペアリングのやり方【B+LINK】
これは【B+LINK】と呼ばれるペアリング機能です。
(B1)ボタンと(B2)ボタンを同時に3秒間長押し。
あとはアナウンス後に(B1)ボタンと(B2)ボタンを同時に1クリックするだけでペアリング完了です。
取説には60秒ほどと記載されていますが、2人だったら10秒~20秒くらいでペアリングできちゃいますよ。
オールリセットのやり方
困ったときはオールリセットをすればだいたい解決します。
電源を切った状態で、(B1)ボタンと(B2)ボタンとデバイスボタンを同時に4秒間長押し。
4秒間経つと『ビーコム、オールリセット完了』とアナウンスされます。
オールリセットが完了したら、もう1度ペアリングしてみましょう。
これでも解決しないときは、インカム本体かスマホの故障が疑われます。
メーカーに問い合わせましょう。
サインハウス問い合わせ先
受付時間 | 土日祝を除く10:00~16:00 |
問い合わせ | 03-5483-1711 |
ビーコムを購入する時の注意点
ビーコム購入するときは以下の2点に注意しましょう。
- 旧モデルの互換性が低さ
- 相性が悪いスマホもある
旧モデルは互換性が低い
SB5Xモデルまでの旧モデルは【B+LINK】(自動ペアリング機能)を使えません。
- SB5X
- SB4X lite
- SB4X
別メーカーなんじゃないかと思うくらい互換性が低いんです。
何度か旧モデルと繋ぐ機会がありましたが、なかなかペアリング出来ない……
限られたツーリングの時間が削られていくのは本当にストレス。
このような理由から、旧モデルはオススメできません。
安さを求めて旧モデルに手を出すくらいなら、中華製のインカムを買ったほうがコスパが良いです。
どうせペアリングの手間は変わりませんからね。
相性が悪いスマホもある
ビーコムはアイフォンを想定して作られている
インカムメーカーはアイフォンを基準にインカムを開発します。
なぜなら日本人の約半分がアイフォンを使っているから。
アイフォンに合わせると、どうしても相性が悪いスマホメーカーが出てきます。
筆者が使っているHUWEI novalite3がまさにそうでした。
おまけにサブで使っていたRakutenminiまでも。
アンドロイドでもトラブルが起きない機種もあるので、OSの問題では無さそうです。
不具合の症状と解決方法
- ペアリング出来ない
- ペアリング出来ているのに音楽が聴こえない
過去に2回発生しましたが、本当に困ります。
- インカムをオールリセット
- スマホ側に登録されている、全ての機器のペアリングを解除する
①で解決しない時は②の処置をする流れです。
②の処置までやれば解消しますが、メンドクサイですよね。
スピーカーのパッドが劣化する
先日、ツーリング中に耳に違和感を覚えヘルメットの中を覗いてみると、スピーカーの(パッド)スポンジが破けていました。
耳が痛いのはストレスですよね。
スピーカースポンジの劣化は避けられない
とはいえ、ヘルメットを被ったり脱いだりするたびに擦れるので仕方がない部分なのかもしれません。
3年も使っていれば当然劣化しますよね。
ビーコム専用のスピーカーパッドが販売されている
安い汎用スポンジにするか迷いましたが、筆者はビーコム専用のパッドを選びました。
だって1000円ちょっとをケチったせいで、耳にストレスを感じたら楽しいツーリングが台無しですからね。
やっと痛みから解放されました。
ビーコムワン(b+com one)はソロツーがメインの人にもオススメ
ビーコムワンは、ソロツーがメインだけどマスツーになっても使えるちょうどいい距離感の製品なんですよね。
筆者の使い方はまさにコレです。
バイクにインカムを付けるメリット【必要性を体験談を交えて解説】
B+COM SB6XとONEの大きな違いは「インカム通話中に、音楽やナビが聴けるかどうか」です。
他の違いはバッテリーの容量くらい。
それでいて15000円近い価格差。
筆者のようなバイクライフを送っている人にはビーコムワンで十分なんですよね。
通信品質も音質も変わらないですし。
なので、
ソロツーメインだけどマスツーでもサクッとペアリングしたい
ビーコムワンはそんな人にオススメしたいバイクインカムです。
なお本記事で着用しているヘルメットはSHOEI社のEX-ZEROです。
スピーカーを埋め込むスペースも確保されている、インカムと相性の良いヘルメットです。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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