ツーリングとは『バイクでドライブ』をイメージしますよね。
実はツーリングにも種類があるのをご存じですか?
意外と細かくジャンル分けされていて『人数』『距離』『目的』によって呼び方が変わるんです。
本記事では、そんなバイクツーリングの種類や呼び方をザックリ簡単に解説していきます。
なお識別の基準は筆者の隔たった主観が色濃く反映されていますのでご承知おきください。
バイクツーリングの意味と語源
ツーリングといえばバイクで風景や観光名所を巡る旅行やドライブをイメージしますよね。
実は『ツーリング=バイクでドライブ』の解釈は日本限定の話なんです。
ツーリングは和製英語
外国で「(ツーリング)touring」というと旅行の意味合いで伝わります。
そもそもバイク自体が和製英語ですからね。
海外ではmotorcycle touringと言わないと正しく伝わらないみたいです。
ツーリングの語源は英語
「ツーリング」の語源は、英語の「tour」から派生しています。
tourの起源はフランス語
ツーリングの語源である英語の「tour」は、元々は中世のフランス語「tourner(旋回する)」が起源です。
その後、英語に取り入れられ、旅行や巡回といった意味で使用されるようになりました。
日本で言うツーリングとは
日本では、この言葉が自動車やオートバイのドライブ旅行を指す言葉として広まり、一般的な用語となっています。
「ツーリング」という言葉は、主に自動車やオートバイなどの乗り物で行われる、風景や観光名所を巡る旅行やドライブを指す日本独自の言葉なんです。
バイクツーリングの呼び方の種類と意味
ツーリングとは『バイクで遠出』が一般的な解釈ですが、『人数』『距離』『目的』で呼び方が変わります。
人数によって呼び方が変わる
- ソロツーリング……1人
- マスツーリング……2人以上
- グループツーリング……3人以上
- カーバンクツーリング……10人以上
ソロツーリング
ひとりで行うツーリングのことを指します。
ぼっちツーリングと揶揄されますが、気にすることはありません。
バイクは単車とも呼ばれていますので、ひとりで楽しんでナンボですからね。
マスツーリング(デュオツーリング)
複数でツーリングを指す言葉ですが、2人以上でのツーリングに用いられることが多いです。
2人でのツーリングはデュオツーリングと呼ばれますが、あまり馴染みのない呼び方です。
グループツーリング
3人以上のグループで行うツーリングのことを指します。
後述するカーバンクツーリングと異なり、友人やチームで走行する自由度の高いカジュアルなスタイルです。
カーバンクツーリング
グループツーリングと混同されがちですが、大人数で行われるツーリングスタイルのひとつです。
グループツーリングと異なるところは、
- 参加者が10人以上
- 先頭にリーダーカー(カーバンリーダー)がいる
ツーリングイベントで見られる傾向があります。
目的やスタイルによって呼び方が変わる
バイクツーリングは、目的やスタイルによって様々な種類があります。
以下に一般的なバイクツーリングの種類とそれぞれの呼び方の違いを説明します。
サイトツーリング
景色や観光名所を楽しむために行われるツーリングはサイトツーリングと呼ばれます。
一般的なツーリングはだいたいサイトツーリングに該当するみたいですよ。
アドベンチャーツーリング
未舗装の道路や過酷な地形を走破しながら冒険を楽しむツーリングです。
外国だと砂漠や荒野をツーリングする意味で使われます。
日本だと林道や山道の走行をイメージしますよね。
ロングディスタンスツーリング
長距離を走行しながら複数の地域や都市を巡るツーリングです。
日をまたいだ大掛かりなツーリングがロングディスタンスツーリング該当しますが、日本ではあまり馴染みにない呼び方ですよね。
キャンプツーリング
キャンプ場や野外施設を目指して行われるツーリングです。
バイクのキャリアにキャンプ道具を積んで走行する姿はカッコいいですよね。
距離によって呼び方が変わる
ツーリングの距離によっても呼び方が変わります。
とはいえ、地域や自分自身の感覚によって呼び方や基準となる距離が変わってきます。
今回紹介する識別はあくまで筆者の感覚によるものです。
プチツーリング
- 距離 → 往復50km~100km程度
- 時間 → 1時間~3時間程度
朝出発して、お昼前に戻ってくる距離感です。
ショートツーリング
- 距離 → 往復100km~200km程度
- 時間 → 3時間~5時間程度
朝出発して、日が出ているうちに戻ってくる距離感です。
ツーリング
- 距離 → 往復200km~500km程度
- 時間 → 5時間~10時間程度
この距離感のツーリングをミドルディスタンスツーリングとも呼ぶ人もいますが、筆者は特別な呼称をつけず、ただのツーリングと呼んでいます。
このあたりが一般的なツーリングの距離感と考えます。
ロングツーリング
- 距離 → 往復500km以上
- 時間 → 10時間以上
500kmを超えてくると、日の出と共に出発して、完全に日が落ちてから帰宅する感覚です。
観光をセットで考えると日帰りは現実的ではない距離ですよね。
バイクツーリングは人数、距離、楽しみ方もさまざま
バイクツーリングは人数、距離、楽しみ方もさまざまです。
とはいえ、無理にツーリング形式を当てはめる必要はないと考えます。
ボッチツーリングでサイトツーリングを楽しみつつミドルディスタンスツーリング距離をツーリングしてきました。
こんな事細かくジャンル分けしたらもはや呪文です。
なので、『ツーリングはいろいろな呼び方がある』くらいの感覚で大丈夫です。
ジャンルなど気にせず自分にあったツーリングを楽しみましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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