ハーレー乗りのスタイルといえば半ヘルにサングラスをイメージするのではないでしょうか?
でも、半ヘルはやめたほうが良いです。
カッコイイですけどね。
- 高速道路の走行に向かない
- 顔へのダメージ
- 安全性の低さ
筆者も半ヘルを着用していた期間が長かったので、デメリットは身をもって知っています。
本記事では筆者が半ヘルをやめた経緯とともに、半ヘルをやめるべき理由を解説していきます。
半ヘルをやめたほうが良い3つの理由
誤解されがちですが、半ヘルでハーレーを運転しても違反ではありません。
大型バイクで半キャップはOKでビンテージヘルメットが違反の理由
しかし冒頭でも述べたように、3つのデメリットが大きすぎるんです。
- 高速道路の走行に向かない
- 顔へのダメージ
- 安全性の低さ
これは実際に使った人じゃないと気付きにくいところもあります。
では簡単に解説していきます。
高速道路の走行に向かない
半ヘルで高速道路の走行はシンドイです。
なぜなら半ヘルはアゴ紐だけでヘルメットを支えているから。
これでチョッパーハンドルを装備したスタイルだったら、真正面から顔全体で風圧を受けることになります。
一般道だったら気にするレベルにありませんが、高速道路ではそうはいきません。
ヘルメットが風に引っ張られ続ける状態で走行するのはなかなかの疲労感です。
この組み合わせで、高速をブッ飛ばしている人はどうなっているんでしょうね。
顔へのダメージ
半ヘルでロングツーリング、特に夏場は本当に後悔します。
- 日焼け
- 虫の直撃
走行中はサングラスをかけているとはいえ、ほぼノーガードの状態。
露出している顔面はダメージに晒されます。
紫外線を甘く見てはいけない
代表的な紫外線による人体への悪影響には、日焼け、シミ、しわ、皮膚がん、白内障、免疫機能の低下などが挙げられます。日焼けはさらに、短期間に皮膚が赤くなる紅斑生成(sunburn)と、それに引き続いて起こる色素沈着(suntan)に分けられます。
引用:国立環境研究所
『日焼けなんか気に無ぇ』なんて言ってられません。
1日中、日の光に晒された肌は想像以上に大きなダメージを負います。
虫の直撃
時速100kmでカナブンがぶつかって来たことがありますか?
アレ、もはや凶器です。
服の上から特攻を受けても痛みを感じるほどです。
シールドが割れる被害も報告されています。
これがサングラスのみのノーガードの状態だったらどうでしょうか。
安全性の低さ
『そんなの言われなくても知っているよ』と聞こえてきそうですが、大事なことなので書いておきます。
死亡原因のトップは頭部の損傷
事故により最悪の結果を招く原因となる損傷主部位は、頭部、胸部、腹部で大部分を占めています。
引用:警視庁
頭部を守る面積が小さい半ヘルは、安全性能に劣ります。
筆者が半ヘルを被らなくなった理由
キッカケは友人の交通事故です。
親しい友人がヘルメットの下部が削れるほどの事故に遭いました。
偶然なんですが、友人は1週間前にレアなフルフェイスヘルメットを手に入れたと小躍りしながら電話してきました。
当然そのレアなヘルメットは使い物にならなくなったわけですが、フルフェイスじゃなければ顔面に消えることのない傷を負うところでした。
すべては友人の無謀な運転が原因なんですけどね。
軽さと見た目のメリットの分、安全性に劣るのが半ヘルなんです。
すぐに半ヘルをやめました。
半ヘルの涼しさは捨てがたいがオススメできない
ここまで半ヘルはやめるべきと主張してきましたが、実際のところ夏の暑い時期にフルフェイスなんか被っていられないですよね。
せめてシールド付きのジェットヘルメットを被って欲しいです。
暑くても半ヘルはやめておいたほうがいい
夏の暑い時期だからこそ半ヘルはやめておいたほうがいいです。
先にも述べましたが、夏の暑い時期は『日焼け』と『虫の直撃』のリスクが高まるからです。
ヘッドライトにも小さい虫がたくさん付いていますからね。
ヘルメットの暑さ対策
最近のフルフェイスヘルメットは通気口が設けられていて以前よりだいぶ快適になりました。
とはいえ、快適とはいかないのが現状。
暑さ対策アイテムをプラスすることで夏場を乗り切りましょう。
インナーキャップ
正直な話、ヘルメットを脱いだ時がちょっと……
ですが、涼しさと衛生面を考えると着用して間違いないです。
エアーヘッド
物理的に隙間を作って通気性を上げるタイプです。
風が通ることで蒸し暑さが改善されます。
注意点は、着用する人の頭の形とヘルメットの相性でだいぶ効果が変わるところ。
筆者は痒みを感じたので着用をやめましたが、レビュー欄を見ると効果を実感している方が多数のようです。
もはやハーレーに半ヘルは定番ではない
半ヘルは軽くて涼しいですが、走行時の環境は良いとは言い難いです。
半ヘル→ジェットヘル→フルフェイスの順に快適さは向上します。
ハーレーなどのクルーザーにフルフェイスは合わないなんて言う人もいますが、そんなことありません。
事実、米国のハーレー乗りはシンプソン、BELL、ICONのフルフェイスヘルメットを愛用する人が多いです。
ハーレーにフルフェイスヘルメットは全くダサくない理由【オススメも紹介】
ご自身の走行環境と安全性のためにも、半ヘル以外のヘルメットを検討されてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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