寒い冬の時期にハーレーに乗るとき、どんなアウターを着ていますか?
批判覚悟で書きますが、筆者はガッチガチのプロテクターを身にまとった服装は苦手です。
バイクを降りたときに窮屈で動きづらくありませんか?
いかにもバイク乗りって格好だと入りづらいお店もありませんか?
そうは言っても安全を最優先すれば、全身プロテクターを装備したウエアが正しいんです。
でも……少しくらいオシャレな恰好をしたいじゃないですか。
安全面も大事だけど、出来るだけ街中に馴染む出で立ちでバイクに乗りたい……と筆者は考えています。
この考え方には批判もあると思います。
本記事ではハーレーに合う冬のツーリングで着たいオススメのアウターを紹介します。
実際に筆者が着用したタイプのアウターのみの紹介なので、範囲は狭くなりますが参考になると思います。
では行ってみましょう。
冬のツーリング時のアウター選びの三カ条
アウター購入時に注意してもらいたいのがコチラの三カ条。
- 丈が長すぎないこと
- タイトすぎるサイズ感ではないこと
- 重すぎないこと
特にハーレーはシートに深く座って手をハンドルに伸ばして運転するスタイルです。
- 丈が長いと座った時に邪魔。
- タイトすぎると腕をハンドルに伸ばしずらい。
- 重いと、運転中に疲労が蓄積しやすい。
お気に入りのジャケットに身を包みカッコよく乗りたい気持ちはスゴくわかります。
筆者も多少のガマンで済むのなら見た目を取りに行くスタイルです。
とはいえアウターが邪魔になって運転に支障をきたしたら本末転倒。
安全に、なおかつストレスを感じない服装が理想的です。
ハーレーに合うオススメのアウター
10年以上ハーレーに乗ってきましたが、冬のツーリングに適していると思うのは下記の3タイプのジャケットです。
中にダウンジャケットを着こむことを考えると、この3種類が一番扱いやすいと考えます。
実際のところファッション性を無視すれば、もっと性能の優れたアウターはたくさんあります。
でも、どうせ着るならカッコいい物で身を包みたいじゃないですか。
デッキジャケット【N-1型】
デッキジャケットをオススメする理由
アメリカ海軍が戦艦のデッキ(甲板)で着用していたジャケットがモデルです。
甲板の上って、海の上で強い風に晒されてメチャクチャ過酷な環境なんです。
デッキジャケットはそんな環境下に耐えられるように作られたジャケット。
なのでバイクのアウターとしては最適なんです。
ただし注意してほしいのは、タウンユース用に着まわしやすくデチューンされたもの。
生地の密度が低いと冬のツーリングでは役に立ちません。
オススメのデッキジャケット
トイズマッコイ TOYS McCOY TMJ1926 TYPE N-1 デッキジャケット ミリタリージャケット
こちらは1940年代をモデルに制作されているモデルです。
性能を求めるのであれば、大戦中のディテールを忠実に再現した物が間違いない。
トイズマッコイのデッキジャケットは予算オーバーで手が出ませんでしたが、インナーダウンなんか要らないくらい暖かったです。
[アルファインダストリーズ] アウター N-1 デッキジャケット TA1395
暖かいです。しかしそれはあくまでタウンユースでの話。
本格的な物に比べて少し薄いので、バイク用としてはコレ1枚だとキツいと思います。
とはいえ薄い分、インナーの自由度は高いので着回しが利くのが強みですね。
革ジャン(レザージャケット)
革ジャンの考え方
ダブルの革ジャンはオススメしません。
めちゃくちゃ好きですが、アレはタイトに着るからカッコいい。
寒さ対策でインナーを着込んで着用するのには適しません。
カッコつけようとすると必然的に窮屈になりますし。
そもそも革って素材自体が、最新の素材に対して見劣りしてしまうんですよね。
風を通さないのが強みのいっぽうで、重いし、雨にも弱い。
こんなにもネガティブな事を書きながらも、筆者は革ジャンを着てツーリングに出かけます。
それでも、良い!と思えるくらいカッコいいんですよね。
オススメの革ジャン
(ホーンワークス) Horn Works A-2フライトジャケット 3482
ハーレーに乗るならA-2タイプのフライトジャケットが定番ではないでしょうか?
だけど…シブすぎるのがネックなんですよね。
アラフィフくらいになったら口髭をたくわえてサラッと着こなしたいです。
(ホーンワークス) Horn Works シングルライダース 4766
A-2は少しハードルが高いなぁと感じてしまったら、スポーツジャケットがオススメです。
もちろん運動用のジャージではありません。
A-2のリブの部分が無くなってカジュアルになった感じのデザイン。
リブが無いのでインナーにパーカーを挟んでも違和感なく着こなせます。
いろいろと着回しが利くのもオススメする理由なんです。
コーチジャケット
コーチジャケットをオススメする理由
コーチジャケットの魅力は軽さと、着回しやすさ。
インナーを変えるだけで、秋~春、ほぼオールシーズン使えます。
そのままバイクを降りても日常に馴染むデザイン。
それでいてアウター1枚脱ぐだけで『バイク乗り』ではなくなります。
バイク用に特化されたタイプになると、防風、防水、プロテクター入りのタイプも販売されていますよ。
オススメのコーチジャケット
カドヤ(KADOYA) バイク用ジャケット MC ワーク ジャケット ブラック
コーチジャケットはタウンユース用とバイク乗り仕様では作りが全然違います。
その点、バイクウエア作りに定評のあるKADOYA製は安心ですよね。
ステュディオ ダルチザン 刺繍コーチボアジャケット
ジーンズの老舗メーカー・ステュディオ ダルチザンのコーチジャケットです。
質実剛健のジーンズを製造しているステュディオ ダルチザン製なので、品質は間違いありません。
筆者がコーチジャケットを探していたときは販売されていなかったんですよね。
裏地がボアになっているので夏の暑い時期には着れません。
でも、それだけ冬の寒い時期に力を発揮してくれるはずです。
冬のツーリングはアウターの中にインナーダウンは必須
理想的な防寒方法は【インナーダウン+防風性能に秀でたジャケット】の組み合わせ。
登山家の方も、こんな感じのスタイルですよね。
ダウンジャケットって暖かいけど、風の侵入を防ぐのは苦手です。
外に着るイメージがあるダウンですが、アウターの中に着るのがダウンジャケットの性能を100%生かす方法です。
体の熱を逃がさない着こなしをしましょう。
インナーダウンはベスト型がオススメ
真冬に重ね着をしていると、どうしても窮屈な格好になります。
窮屈な格好はストレスと疲労感が増します。
少しでも窮屈さを軽減するために、袖がないインナーダウンを選ぶべきです。
オススメのダウンベスト
値段も手頃なユニクロでも十分です。
でも少しお金を出してアウトドアブランドの製品を購入してはいかがでしょうか?
本格的なアウトドアでの使用を想定して設計されているので満足感が全然違います。
さらに暖かさを求めるなら、発熱ベストが良いです。
暖かさの瞬発力が違います。
ただしバッテリーが切れてしまうと、ただの薄いベストに成り下がるのが欠点。
調子に乗って朝からフルパワーで使うと夜までもたないです。
アウターを正しく選んで冬のバイクツーリングを楽しもう
バイクに乗るとき寒いと、ツーリングを楽しめないだけじゃなく運転に支障をきたします。
まして筆者のハーレー・ダイナストリートボブはエイプハンドルでシールド・カウル無しのドM仕様。
着用するアウターを間違えると冬の高速道路は地獄でしかない。
ファッション性も大事だけど防寒対策も疎かにしたくないですよね。
蛇足ですが筆者はコテコテの革のジャケットとチャップスを纏った『いかにもハーレー乗りの恰好』が好きではありません。
歳をとれば趣向も変わるだろうと思っていましたが、相変わらず苦手です。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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