- 造作洗面台にしたいけど迷っている
- 造作洗面台のデメリットって?
- 後悔していることは?
『造作洗面台を検討している人は多い』です。
一方で『もっとこうしておけば良かった』とリサーチ不足を嘆く声もチラホラ。
筆者も事前に調べてデメリットを理解したうえで設計しました。
しかし、いざ使ってみると後からたくさんの失敗に気が付きました。
とはいえ、造作洗面台にして良かったと思っています。
本記事では、筆者が5年造作洗面台を使って感じた『デメリット』と『後悔していること』を紹介します。
造作洗面台を検討している人に、ぜひ読んでもらいたい記事です。
造作洗面台の『失敗談』と『デメリット』
おもな失敗は下記の3点です。
- 水栓レバーの長さ
- メンテナンスの事を考えていなかった
- 『見せる収納』の弊害
使ってみないと気が付けないですよね
水栓レバーが短い
- レバーが短いので、水を止めるときに『ボウルと水栓の間がビッチャビチャ』に濡れる
失敗事例
水栓本体は水が飛び散らないように『シンクの真ん中まで蛇口が届くタイプ』を選びました。
レバーの事なんか頭になかった。
油断すると手を洗った後に水を止めるときに、ボウルと水栓の間がビッチャビチャ・・・
もう雑巾が手放せないです
天板の素材選びも重要
もっとも水栓レバーを長くたところで、濡れるときは濡れます。
多少の水濡れは想定して素材を選ぶべきです。
筆者は木目調のメラミン化粧板を採用しています。
とはいえ、造作洗面台の天板の水濡れはできる限り避けるべきです。
そのまま放っておくと、カビや水アカで取り返しのつかないことになりますからね。
なお筆者の家族は長年の修行で『濡らさずに水を止める技術』を習得しましたが、お客さんに求めてはいけません。
メンテナンスの事を考えていなかった
- 見た目を重視して排水配管を隠してしまったので、トラブル対応が困難
見た目を重視した弊害
以前、水漏れ騒ぎ起こりました。
何か床が濡れているぞ…
『排水配管のどこが漏れているんだろう?』
しかし、我が家は排水配管を木製のパネルで封印してしまいました。
なぜなら塩ビの配管が見えたらカッコ悪いから。
おかげで漏れている場所を特定しようにも、中がどうなっているかわからない。
おかげで工務店さんを呼んで造作洗面台の下部を解体する大仕事になりました。
メンテナンス性を考えて施工すべき
この先、何十年も生活する場所です。
当然、生活していれば不具合が出てきます。
特に水回りはトラブルが多い場所のひとつですよね。
なお、水漏れの原因は筆者が配管詰まりを解消するのために、過度な力でスッポンを食らわしたのが原因です。
無事に排水配管漏れを解消しましたが、復旧のついでに簡単にパネルを外せるように改造してもらいました。
『見せる収納』の弊害
- 生活感を隠せない
生活感を出さない生活に疲れる
インスタやピンタレストを徘徊していると、造作洗面台周りをオシャレに見せる収納をしている方が多数いました。
筆者もそれに憧れたクチなんですが、いざ生活してみると疲れます。
洗面台周りなんて生活感の塊ですからね。
インスタなんて大多数はオシャレな一部分を切り取ったに過ぎない。
そんなことにも気が付かず、お洒落な写真を鵜呑みにして設計してしまいました。
生活感を隠すことを意識する
背伸びをせずに収納部分に扉を付けたり、専用の収納箱を準備するべきでした。
たとえ棚が乱雑でも、扉さえ閉まっていれば中は見えませんからね。
急なお客さんが来ても大丈夫ですね。
規格を意識した設計にすべき
筆者は造作洗面台を見せる収納の思想で設計しました。
おかげで隠す収納にシフトしようにも棚のサイズに合う収納箱が見つからないという困った事態になりました。
けっきょく探すのはあきらめて、自分で木箱を制作したり、使う頻度が低いものは棚の上部のクラフトボックスを採用しました。
規格を無視した造作洗面台ならではのデメリットですね。
収納スペースの大きさも頭に入れたうえで、設計の段階で『どこに何を置くかを考えておくべき』でした。
デメリットを理解して造作洗面台を選べば失敗を防げる
- 水栓レバーを間違えると天板が水浸しになる
- 見た目を重視しすぎるとトラブル対応が大変
- 『見せる収納は』生活感を隠すのが大変
冒頭にも述べましたが造作洗面台を設計する時に、かなり調べました。
それにも関わらず使ってみて初めて気が付くところが多かったのが現状です。
本記事では、あえて失敗談を書きデメリットの部分を強調しました。
とはいえ造作洗面台にして良かったと心から思っています。
- 自分で設計した造作洗面台なので満足度は高い
- 家族に合わせて作っているので使い勝手も良い
造作洗面台を4年使って気が付いた『メリット』と『やっておいて良かった事』を紹介
本記事が、造作洗面台で迷っている方の背中を押せれば嬉しいです。
今回は記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
コメント