『大人で泳げない人』ってどれくらいいるんでしょう?
実は意外と『泳げない大人は多い』ようです。
御多分に漏れず、30歳半ばの筆者も全く泳げません。
学生時代のプールの授業は苦痛でしょうがなかったです。
そのような経験から心の隅っこで『泳げるようになりたい』という気持ちはずっと持っていました。
しかし無様な姿を晒して『いい大人が何やってるんだ』と思われるような気がして、水泳スクールへの入校を先送りし続けていました。
こうして『泳げなくても困らないし』と、ずっと自分に言い訳をしていたら30歳半ばに。
しかし今回、子供が水泳教室に通い出したのを契機に『泳げるようになりたい』気持ちが沸き上がり、
『大人の水泳教室【初心者コース】』に申し込んで来ました。
全5回の教室で『どこまで泳げるようになるか』身をもってレポートします。
本記事では、筆者が実際に教室で体験した内容と感想を正直に書いていきます。
同じ悩みを抱えている人にぜひ読んでもらいたい記事です。
- 大人だけど泳げない
- 水泳教室に通うのに躊躇している
- 大人の水泳教室(初心者)ってどんな感じなの?
大人でも多い『泳げない』とは?
泳げないと言っても『基準は人によってバラバラ』です
- 水中に潜れない
- 水を掻いても前に進まない
- 息継ぎが出来ない
一般的にこの中で1つでも該当すれば『泳げない』と考えて良さそうです。
筆者は『息継ぎができない』うえに『正しい水の描き方がわからない』ので、なかなか前に進まないタイプのカナヅチです。
高校生の頃の25メートル平泳ぎで溺れかけながら『1分6秒のワースト記録』を叩き出しました
泳げない大人が通う水泳教室ってどんな感じ?
申し込んだときは『どんな人が参加するのか?』『どんな感じで教わるのか』不安でした。
どんな人が参加するのか?
市の募集に15人対して、集まったのは筆者を含め5人でした。
あまり人気が無い教室のようです。
一緒に教室に入るメンバーは50歳前後の男性の方2人と女性の方2人でした。
筆者と同じくらいの世代(30代)の人はゼロ。
少し寂しかったですが、変にカッコつけずに済んだので良かったと思っています。
どこでやる?どんなふうに?
何も知らない筆者は時間を区切りプール1面を使って、教室が開かれると期待していました。
しかし、筆者たちに与えられたのは『プール端の1/5の区切られたスペース』。
他の利用客の視線を遮るものは何もない。
おそらく企業が運営する水泳教室のプライベートレッスンでも『他の利用客と同じ空間で練習するのは避けられない』と思います。
どうしても気になる人は、ずっとゴーグルを着けていましょう
水泳キャップを被ってゴーグルさえ着けておけば、誰が誰だなんてわかりません。
【泳げない大人向けの水泳教室】準備しておく物
筆者以外の方はスポーツメーカーの水着・ラッシュガードを着用していました。
海に遊びに行くような水着を着用していたのは筆者だけでした。
しかし、あまりデザインが派手でなければ『わざわざスポーツメーカーの水着を準備する必要は無い』と思います。
それよりも公共プールはキャップの着用が必須の場所が多いので準備をしておいた方が間違いないです。
それと冬場は空調が稼働しているとはいえ、プールサイドは寒いです。
冬季はラッシュガードを着用した方が良さそうです。
泳いでいる時は大丈夫ですが、先生の話を聞く時は寒さを感じると思います。
【泳げない大人向けの水泳教室】練習内容
筆者が参加した水泳教室は各回45分となっています。
1回目
- 水中に潜って鼻から息を出す
- けのび
- バタ足
- 片手クロール(ビート板有り)
- クロール(息継ぎ無し)
思った以上にハードで心が折れかけました。
メンバー全員が肩で息をして、筆者は足が攣ってしまいました。
それでも『初めて基礎から泳ぎを教わることが出来た』ので1日でだいぶ成長できた感じがします。
しかし、泳げる気がしません。
2回目
- 水中に潜って鼻から息を出す
- けのび
- 仰向けで水中に浮く(NEW)
- 仰向けで水中に浮いた状態で脚で水かき背泳ぎ(NEW)
- 仰向けで水中に浮いた状態で手で水かき(NEW)
- 背泳ぎ(NEW)
まずは『泳げるようになる事を目指す教室』だと思っていたので前回のクロールの練習の続きだと思っていました。
『とりあえず泳げるようになりたい』筆者としてはクロールだけを練習したかったのが本音です。
『仰向けに浮くどころかプールの底に沈んでしまう』筆者は背泳ぎが大の苦手。
しかし驚きました。
なんと『ちょっとしたアドバイス(首と背筋の角度)』だけで不格好ながらも、背泳ぎが出来てしまいました。
きっと1人で練習していたら永遠にプールの底に沈んでいたと思います。
希望の光が見えてきました。
3回目
- 水中に潜って鼻から息を出す
- けのび
- 仰向けで水中に浮いた状態で脚で水かき
- 背泳ぎ
- 片手クロール(ビート板有り)
- クロール(息継ぎ無し)
3回目の今回は1回目、2回目の復習で、新しい泳法の習得は無し。
練習内容は今までの復習でした。
少しずつ教室内のメンバーの技能の差が開いてきたことが気になりました
『上達が早い人』はどんどんコツを掴んで泳げる距離が伸びていきます。
一方で『上達が遅い人』には、どうしても先生が付きっきりになります。
そうなると上達が早い人は、遅い人を待たなければならない。
きっと上達が早い人にはストレスを感じる環境だったと思います。
これは水泳教室ならではのデメリットですね。
このデメリットを許容できない方には、こういった水泳教室はオススメしません。
4回目
困ったことに【緊急事態宣言】が出てしまったので『水泳教室は閉鎖』となってしまいました。
泳げないまま強制終了。
本来であれば、今回を含めてあと2回、レッスンが残っていたので残念です。
せっかく感覚を掴んできたのに残念です。
【泳げない大人向けの水泳教室】を終えた感想
出来ない人の集まりだから恥ずかしくない
学校のプールの授業とは異なり、メンバー全員のレベルが横一線なので劣等感を感じることはありませんでした。
最初は気になっていた周りの目も、泳ぐ練習で精一杯だったので気にすることも忘れていました。
そもそも他のプール利用者も、わざわざこっちを見るほどヒマじゃないですよね。
水泳教室だけでは泳げるようになるとは思えない
今回、緊急事態宣言を受けて水泳教室は途中で閉鎖となってしまいました。
しかし教室が閉鎖されず、このまま続けていたとしても泳げるようになったかといえば、正直微妙なところです。
理由は以下の3つです。
- ひとつに泳法に特化した練習では無い
- 基礎練習から始まるので泳法に充てる時間が相対的に少ない
- 計5回の教室では泳法を習得するには時間が不十分
本当に泳げるようになりたいのならば、教室と並行して自主的にプールに通って練習すべきです。
なお筆者は一切自主練をしませんでした。
もちろん、水泳教室だけで泳げるようになる人もいると思います。
泳げない大人向けの水泳教室は通ってみる価値有り
- 若い人は参加していない
- 出来ない人の集まりだから恥ずかしくない
- 基礎から教えてくれるので1人でやるより上達が早い
- 水泳教室の練習だけでは泳げるようになるのは難しい
学生時代から泳げないのがコンプレックスだったので今回教室に参加しただけでも進歩です。
「泳ぐための基礎を知らないんだから『泳げなくて当たり前』だったんだ」というのが教室に参加した率直な感想です。
周りの目を気にして水泳教室への参加をためらっていたのを後悔しました。
教室に参加したこと自体は良かったですが、やっぱり泳げるようになりたいんです。
次回は『ひとつの泳法に特化した教室』を選んで、どんな形であれ泳げるようになりたいと考えています。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
『ひとつの泳法に特化した教室』を選んで、どんな形であれ泳げるようになりたい。
2022年の1月から実行に移しました。
選んだ泳法は平泳ぎ
本当はクロールを選びたかったんですが、スケジュールが合わず平泳ぎになりました。
そして今月(3月)で全行程を終えました。
先生は『平泳ぎは難易度が高いから、初心者はクロールを習得してから平泳ぎに移るべき』とおっしゃっていました。
ホントそれです。
しかし何とか不細工ながらも、ギリ平泳ぎと言える泳法を習得できました。
とはいえ筆者のようにとりあえず泳げるようになりたい方は、基本に沿ってクロールから習得を目指したほうが無難です。
実は2つの水泳教室を終えてから、再び市の水泳教室に通いました。
ようやく、クロール、平泳ぎ、背泳ぎが出来るようになりました。
とはいえ、少しプールから離れてしまうと泳ぎ方を忘れてしまう感じです。
きっと身体に染み付いていないからだと思います。
なので月1、2回と少ない頻度ですが、市のプールに通っています。
やっぱり、やるとやらないでは大違いですね。
追記は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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