バイク用のスマホホルダーって野暮ったくありませんか?
スマホホルダーを取り付けるとハンドル回りの見た目がすこぶる悪くなるんですよね。

おまけにハンドルの形状せいで見づらい。
できることなら取っ払いたいんです。
とはいえ、方向音痴の筆者は地図アプリに頼らざる得ない。

背に腹は代えられないですよね。
先日、そんな悩みを解決してくれるスマホホルダーに出会いました。
FreakMount(フリークマウント)というスマホホルダーです。
FreakMountは2021年1月の発売以降、僅か2年間で北米を中心に約4万個の販売実績があります。



そして満を持して日本でも販売が決定しました。


FreakMountの大きな特徴は、磁石でタンクに取付るところ。
これまでとは全く違った発想で造られたバイク用スマートフォンホルダーです。
しかし肝心のスマホホルダーとしての機能を満たしているかは未知数。
筆者の心配事は下記の3点でした。
- タンクが傷つかないか?
- 取付位置によっては見づらくないか?
- スピードを出したら落下しないか?
結論から言うと問題なし。
しっかりバイク用スマホホルダーとして使えます。
本記事ではFreakMountを使ってみた感想を書いていきます。



使ってみたからこそ気が付いた点も多かったです。
FreakMount(フリークマウント)の実用性をチェック
対応するスマホのサイズ




FreakMountに取り付けられるスマホのサイズは下記の範囲となっています。
横幅:6.3センチ~10.9センチまで
高さ:1.2センチまで
現在、市場に流通しているスマホで最大級のサイズをほこるiPhone 14 Pro Maxの横幅が7.8センチ。
このクラスのサイズでも問題無く収まるので、市場に流通しているスマホはほぼ取付け可能と考えます。
取付けできる素材
FreakMountはマグネットでタンクに取り付けするタイプのスマホホルダーです。
なので、アルミなどの非鉄素材のタンクには取り付けできません。
視認性
一般的なスマホホルダーはハンドルの位置に取り付けます。
野暮ったいですが、視線を落とさずにスマホの画面を確認できるのがメリット。




いっぽうでタンクに取り付けるFreakMountは、画面を確認するときに下を向く必要があります。
運転中に下を向いて確認するのは、運転に支障をきたすし視認性が悪いのでは?と考えました。
ところが実際に使ってみたら、問題なし。
インジケーターランプの横くらいの位置であれば運転に支障をきたす心配は不要です。



とはいえ高速走行時に下を向くのは危険です。
走行中の落下リスク
FreakMountを取り付けて一般道~高速道路を走行してみました。
マグネットのズレ、スマホのズレは一切ありませんでした。
こんなにシンプルな使い勝手なのに安定しているのは、スマホの固定方式が一般的なスマホホルダーと全く違うからです。
一般的なスマホホルダーはギア式
一般的なスマホホルダーはギア(歯車)で固定するタイプです。


FreakMountスマホホルダーはバネ式


さらにFreakMountはスマホをチャックする部分に滑り止めゴム、スマホの上部を固定する「かえし」がついています。





この2つのしかけがあるから安心してスマホをセットできるんですね。
強力なマグネット
FreakMountに採用されているマグネットは磁石の種類の中で最強とうたわれるN52グレードのネオジム磁石です。
ネオジム磁石とは、ネオジムや鉄、ホウ素を主な原料としてとしてつくられた磁石です。数ある磁石の中でも、特に磁力の強い磁石と呼ばれています。
引用元:ネオマグ株式会社
その強さは、鉄の酸化物を主成分としたフェライト磁石の10倍とされています。わずか直径1~2cm程度の小さいネオジム磁石でも、5~10kgの吸着力があります。5~10kgの重さは大体鉄アレイと同じくらいの重さです。
そんな最強の磁石がFreakMountには6個も付いています。


正直オーバースペックなのでは?くらい強力なのでバイクからズレ落ちる心配は皆無です。



これをMotoGPを走るバイクに取り付けても落下せずに完走できると思います。


繰り返しの使用
タンクに取り付けると聞くと、タンクが傷つかないか心配になりませんか?



特にツヤ消し塗装のタンクは、少し引っかけただけでもすぐに傷がつきます。
そこはしっかり対策されていてマグネットの表面はラバーコーティングされていて傷が付かないようになっています。
しかし落下の心配が皆無な強力過ぎるマグネット。
いくらラバーコーティングが施されているとはいえ、取付け取外し繰り返しているうちに傷つくのでは?と考えました。
実用前のテスト
心配なのでタンクに取り付ける前に鉄板を塗装してテストをしてみました。
ミッチャクロン+プラサフ+ラッカー2回塗り


テストのやり方はシンプル。
乱暴に取り付け、取り外しを何度も繰り返す。









接地面を滑らすように取り外すなど、いろいろな条件で試してみました。
テスト結果:傷つく可能性は低い


白い跡が見えますが、これは汚れです。
マグネットの表面がラバーコーティングされているので素材の特性上汚れが付着しやすいと考えます。


水で濡らしたペーパーウエスで拭き取ったらすぐにきれいになりました。
マグネットとタンクの間にゴミの付着がなければ、傷がつく心配はなさそうです。



取り付け前はマグネットの表面を拭き取ったほうが間違いなさそうです。


FreakMount(フリークマウント)の気になるところ
ツーリングに行って気になったのは以下の2点です。
- スマホの充電方法
- ホルダーの重さ
充電しながら使うのには不向き
充電ケーブルをつなぐとメチャクチャ目立ちます。


タンクの上にケーブルが這っているのは物凄い違和感です。
せっかくスタイリッシュなデザインのFreakMountの良さを生かせない。



出来るだけケーブルを目立たせない工夫が求められますよね。


ハンドル側からケーブルを引っ張るのもアリですが、
- 基本は充電しながらは使わない
- 必要になったときだけ充電ケーブルを繋ぐ



現時点ではこの使い方がベストだと考えます。
盗難のリスク
FreakMountの良いところは一瞬で取り付け取り外しが出来る点。
裏を返せば盗むのも簡単。
バイクから離れるときは持ち歩く必要が出てきます。



絶対にタンクに付けっぱなしにしてはいけないですね。
スマホに取り付けたまま持ち歩く
いちばん簡単なのはツーリング先ではFreakMountを付けっぱなし持ち歩くこと。




シンプルで無駄のないデザインなので、付けっぱなしでも違和感はなし。





パーキングエリアなどで持ち運ぶにはストレスを感じません。
片手で操作は難しい




これにスマホ(iPhone 6S)に取り付けると250gを超えてきます。
とはいえ、最近のスマホは大型化が進んでいます。
もともと両手で操作している方は違和感がなく使えると思います。



iPhone 14 Pro Maxにいたってはカバーなしでで240gありますからね。


約4万個の販売実績も納得の機能美


筆者はツーリング中にポケットに入れたスマホを落としたことがあります。
だからと言ってバッグを背負うのは肩が凝るので、毎回サドルバッグに入れていたんです。
ハンドルに取り付けるタイプのスマホホルダーってセットするだけも面倒なんですよね。
そんな筆者には気軽にスマホを取り付けられるFreakMountの存在は本当にありがたい。



ハンドル回りもゴチャゴチャも解消されてスッキリしますからね。


FreakMountはスマホをナビとして使うあらゆるストレスを解消してくれます。



ぜひ検討されてはされてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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