筆者はバイクのメンテナンスは出来る限り自分でやってます。
そうはいってもやれる範囲は狭く、エンジンオイルの交換や簡単な点検くらいです。
しかし、夢中になるほどに気になるのが、作業着の汚れ。

服が油まみれになるのは避けたいし、かと言って汚れることを気にしながらの作業は、どうにも集中できませんよね。
そんな背景もあり、バイクの整備をするときはツナギを着ています。
ところが先日、10年愛用していたディッキーズのヘリンボーンツナギに穴が開いてしまいました。
同じものを購入しようと思いましたが、昨今の物価高もありまさかの1万越え……



昔は半分の値段で買えたんですけどねぇ。
そこで筆者が見つけたのが、プロノ社の綿カーゴツナギ 116-420Hです。


なんと綿100%にもかかわらずディッキーズの半額以下の5000円を切るお値段。
正直、値段が値段なのであまり期待していませんでしたが、想像以上に「使える」おすすめしたい一着でした。
この記事では、実際に筆者がこのツナギを使ってみて感じたリアルな使用感、おすすめポイント、そして少し気になる点まで、包み隠さず徹底的にレビューしていきます。
「ツナギってどうなの?」「バイク作業に最適な作業着って?」そんな疑問をお持ちの方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
なぜ「ツナギ」がバイク作業に最適なのか?


そもそも、「なぜバイク作業にツナギが良いの?」と感じる方もいるかもしれません。
筆者も以前は、汚れても良いジャージで作業したりしていました。
着るのもちょっとメンドクサイですからね。
しかし、ツナギを一度着てみると、その機能性の高さに驚かされました。
全身をカバーしてくれる安心感
筆者はバイクのオイル交換をするときにドレンプラグを外すときは、床に寝っ転がってしまいます。


ツナギなら上半身から下半身までしっかりとカバーしてくれるので、服の汚れを気にせず作業に集中できますかなね。
特にオイル汚れはなかなか落ちにくいもの。



そして不思議なことにオイル染みだらけのツナギはカッコ良くさえみえます。
動きやすさの追求
バイクのメンテナンスは、意外と体勢を変えることが多いもの。
しゃがんだり、伸び上がったり、狭い場所に手を伸ばしたり…。
ツナギは、そうした多様な動きに対応できるように設計されています。
ダボっとしすぎず、かといってタイトすぎない絶妙なシルエットで、ストレスなく作業を進められます。



このあたりは人によって好みがわかれるので、サイズ選びが重要になってきますね。
プロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hのディテールをチェック!
それでは、プロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hの細部を見ていきましょう。
実際に手に取ってみると、その丁寧な作りが伝わってきます。
さすが作業服の専門店が作るツナギです。
サイズ


各サイズ表
サイズ展開はS~6Lです。
サイズ | 目安身長 (cm) | 肩幅 (cm) | バスト (cm) | 袖丈 (cm) | 着丈 (cm) | ウエスト (cm) | 股上 (cm) | 股下 (cm) | ワタリ (cm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 155–165 | 44 | 110 | 59 | 48 | 95 | 33 | 74 | 31 |
M | 160–170 | 46 | 115 | 60 | 49 | 100 | 34 | 74 | 32.5 |
L | 165–175 | 48 | 120 | 61 | 50 | 105 | 34 | 76 | 34 |
LL | 170–180 | 50 | 125 | 62 | 51 | 110 | 35 | 78 | 35.5 |
3L | 175–185 | 52 | 130 | 62 | 52 | 115 | 36 | 80 | 37 |
4L | 180〜 | 54 | 135 | 63 | 53 | 120 | 36 | 80 | 38.5 |
5L | 180〜 | 56 | 140 | 63 | 54 | 125 | 36 | 80 | 40 |
6L | 180〜 | 58 | 145 | 64 | 55 | 130 | 36 | 80 | 41.5 |
サイズ感
筆者の体型は、168センチ、55kgです。
Mサイズを購入しましたが、ちょうど良いサイズ感でした。


股上も深めに作られているので、動いたときに突っ張る感じもありません。
ただし、厚手のインナーを着用することを考えると、ワンサイズ大きいサイズを買っても良かったかもしれません。


素材
ポリエステル混のツナギが主流の中、綿100%の生地が使われています。
いちおう綿100%の適度な肉厚生地と説明があります。が……
筆者が以前着用していたツナギがデニム生地だったと言うのもあり、今回購入した綿カーゴツナギが「薄い」感じてしまったのも事実。
とはいえ、プロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hの生地は厚くもなく、薄くもなく適正な厚さとだと思います。



デニム生地は厚いぶん、夏場はちょっとシンドイですからね。
デザイン


「ダサいツナギは着たくない」というキャッチコピーどおり、ひと昔前の「ザ・作業着」ではありません。
適度にユルいシルエットで、バイクのメンテナンスをした格好で出かけても良いんじゃないか?ってデザインだと思います。
各部の仕様




フロントジッパー


しっかりとした作りのジッパーで、深い股上でも開閉もスムーズでした。
ウエスト部分


腰回りのウエスト調整ベルトと背中のアクションプリーツのおかげで、腰回りに余裕があります。
袖口・裾口


袖口と裾口はマジックテープで絞れるようになっています。
これにより、作業中に邪魔になるのを防いだり、異物の侵入を防いだりする効果があります。
ポケット


胸元に2つ、サイドに2つ、そして特徴的なカーゴポケットが左右に2つ、さらにヒップポケットが2つと、合計8つのポケットを装備。
これだけの収納力があれば、工具や小物を整理して持ち運ぶのに困りません。
実際に使ってみた!リアルな使用感をレビュー
さて、ここからは実際にプロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hをバイクのメンテナンスで使用してみた感想を、メリットと少し気になる点に分けてお伝えします。
メリット


動きやすさは想像以上!
股上が深めにデザインされているので、変な体勢にになっても突っ張ることが無くストレスを感じませんでした。
それとマジックテープで袖口を絞れるのが地味にありがたい。
前に使っていたツナギはこの機能が無かったので、細かい作業をするときに袖口が引っかかってストレスだったんですよね。
抜群の収納力で作業効率アップ
8つもポケットがありますが、正直そんなに使いません。
どちらかというと「選択肢がたくさんあって使いやすい」が現実的だと思います。
やっぱり人によって使いやすい位置は違いますからね。



ちなみに筆者は胸ポケットとお尻のポケットくらいしか使いません。
両胸ポケットにフラップが付いている


胸ポケットにスマホや自宅のカギを入れる筆者にとって、ポケットのフラップはマストです。



屈んだら中身が落っこちてしまいますからね。
とはいえ、安価なツナギにはポケットにフラップが付いていないことが多い。
そんな中、プロノ社の綿カーゴツナギの両胸ポケットにはフラップが付いています。
この価格でこの機能。
本当にプロノ社のツナギのコスパの高さには驚かされます。
スルーポケットが付いている


スルーポケットとは重ね着の際、上着のポケットから下に着ているウェアのポケットにアクセスできるポケットのことです。
あるあるだと思いますが「中に穿いたズボンのポケットにカギを入れっぱなし」ってやりがちですよね。
スルーポケットがあるだけでツナギのチャックをおろすストレスから解放されます。
コストパフォーマンスの高さ
この品質のツナギをこの価格で販売しているのは凄いと思います。
もちろん値段だけ見たらプロノ社の物より安いツナギはあります。
それでも差額は1000円程度。
機能性、デザイン、品質を考えるとプロノ社の綿カーゴツナギには差額以上の価値があると考えます。


少し気になる点


少しタイトな作り
着用したシルエットはカッコいいですが、ツナギにしては細身な作りになっている感じがします。


もちろん、作業時に窮屈な感じになるほどではありません。
ただし、インナーに厚手のスウェットを着用すると、若干動きにくい印象を受けました。
もし、冬も着用することを考えるのであれば、もうワンサイズ大きいサイズを買ったほうが良いと思います。
スルーポケットが片側だけしかない
これは両方付けてほしかった。
筆者の思うスルーポケットの良いところは手を伸ばせばお尻ポケットにも届く自由度。
片側が無いだけで、だいぶ自由度が失われます。
これはぜひ改善してほしいところですね。
裾が長い
おそらくロールアップ前提でデザインされていると思うんですが、さすがに裾長すぎです。
筆者は普通体系だと思っていますが、それでも2回ほど折り返しています。





だからと言って着用するうえ何か不便があるわけでありませんけどね。
まとめ:プロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hはバイクいじりの頼れる相棒!
プロノ 綿カーゴツナギ 116-420Hは、バイクのメンテナンスを愛する全ての人にとって、間違いなくおすすめできる一着です。
全身を汚れから守ってくれる安心感、動きやすさ、そして抜群の収納力……
ツナギに必要な機能はすべて揃っていると言っても過言ではないでしょう。
特に「初めてのツナギってどれを買おう」と悩んでいた人には、ぜひ一着目のツナギに選んで欲しいツナギです。


さあ、このプロノの綿カーゴツナギを身にまとって、愛車のメンテナンスに没頭しましょう。
汚れることを恐れずに、思う存分バイクいじりを楽しんでください。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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