オーストリアのバイクメーカー一覧|KTM・ハスクバーナ・ブリクストンの特徴と日本展開

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普段はハーレーの記事が多いのですが、今回はちょっと目線を変えて「オーストリアのバイクメーカー」を紹介してみたいと思います。

イタリアやドイツに比べると知名度は低いかもしれませんが、オーストリアには実力派のブランドがしっかり存在しています。

特に KTM はMotoGPやオフロード競技での活躍もあり、最近は日本でもじわじわ人気が出てきています。

この記事では、オーストリア発の代表的ブランド「KTM」「Husqvarna」「Brixton」の特徴や人気モデル、日本での展開状況まで分かりやすくまとめました。

購入を検討している方はもちろん、「ちょっと気になる」という方にも参考になると思います。

ではいってみましょう。

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オーストリアのバイクメーカーとは?

ヨーロッパのバイクといえばイタリアやドイツを思い浮かべる人が多いと思いますが、オーストリアも負けてはいません。

特にKTMを中心に、オフロードからストリートまで幅広い車種を展開しています。

出典:KTM

ハスクバーナやブリクストンもオーストリアと縁が深いブランドで、それぞれ違った個性があります。

このあたりを順番に見ていきましょう。

KTM(ケーティーエム)|レーシーで実力派

出典:KTM

特徴

KTMはとにかくスポーティで、走りを楽しみたい人向けのブランドです。

オフロードの実績が豊富で、そのノウハウがストリートモデルにも生かされています。

  • 排気量にかかわらず実用面より趣味嗜好性重視した思想で設計
  • 軽量で高出力に特化した設計
  • 2サイクルエンジンの車体がラインナップにある(300EXC)

KTMの歴史

  • 1934年:ヨハントランケンポルツによってマッティッヒホーフェンに整備士兼自動車修理工場が設立される
  • 1951年:戦後、修理の需要が激減したため、オートバイの製造を開始する
  • 1971年:レース業界向けのオートバイを生産する
  • 1991年:経営不振に陥り破産。ラジエーター、オートバイ、自転車、工具の 4 つの独立した部門に分割される。
  • 1992年:新たに二輪部門が設立され、KTM Sportsmotorcycle GmbH が設立。後に現在のKTM-Sportsmotorcycle AGとなる

ちなみにKTMの正式名称はKTM Sportmotorcycle AGです。

なおKTMの頭文字の意味は以下のようになっています。

  • K……Kraftfahrzeug
  • T……Trunkenpolz
  • M……Mattighofen

直訳すると「マッティクホーフェンに住むトゥルケンポルツさんが作る乗り物」です。

KTMの人気車種

街乗りからツーリング、さらには本格的なスポーツ走行まで対応できる懐の深さがあります。

390 DUKE

出典:KTM

RC 390

出典:KTM

日本での展開

正規代理店があり、購入や整備の面でも安心。

価格はやや高めですが、それに見合った性能を持っていると思います。

>>KTMホームページ

Husqvarna(ハスクバーナ)|デザインと走りの両立

出典:Husqvarna Motorcycles

特徴

ハスクバーナは農林造園業機械、建設関連機器、産業機械、緑化散水機器を総合的に扱うメーカーです。

バイクに乗らない人にはチェーンーソーのメーカーって言ったほうが伝わりやすいかもしれないですね。

出典:Husqvarna AB

実はバイクは数ある部門の中の1つしかないんです。

もともとはスウェーデンのブランドですが、現在はKTMグループ傘下でオーストリア色が濃くなっています。

  • 元々はチェーンソーや芝刈り機で有名だったスウェーデンの会社がバイク業界に進出
  • 走破性が高い車体をリリースするオフロードに強いメーカー
  • 外観、指向性、設計が異なるがKTMと基本車体を同一にしている
  • 北欧デザインの美しいスタイリング
  • 軽量で扱いやすい車体

ハスクバーナの歴史

  • 1689年:スウェーデンのハスクバーナでマスケット銃のメーカーとして創業
  • 1903年:オートバイの製造を開始する
  • 1939年:スウェーデン最大のオートバイ製造メーカーに成長する
  • 1987年:オートバイ部門がイタリアのカジバに売却される
  • 2007年:ドイツのBMWに買収される
  • 2013年:KTMグループの一部となる

人気モデル

北欧デザインの美しいスタイリング、軽量で扱いやすい車体が並びます。

Svartpilen 401(スヴァルトピレン)

出典:Husqvarna Motorcycles

701 Enduro

出典:Husqvarna Motorcycles

日本での展開

ハスクバーナも日本に正規代理店があり、都市部では取り扱う店舗が増えています。

「デザイン性のあるヨーロッパバイクに乗りたい」という人におすすめです。

>>ハスクバーナホームページ

Brixton(ブリクストン)|クラシックで手頃なオーストリア発ブランド

出典:BRIXTON MOTORCYCLES

特徴

「ブリクストン」という名からもわかるように、イギリスのストリートカルチャーを意識したコンセプトのバイクを製造しています。

  • 2015年に誕生した新興メーカー
  • オーストリアで開発・設計され、中国の合弁会社によって製造
  • レトロな外観の小排気量バイクを得意とする

ブリクストンの歴史

  • 1916年:オーストリアにて親会社であるKSRグループが創業される
  • 1996年:KSRグループがバイク部門のディストリビューター事業を開始する
  • 2015年:BRIXTONモーターサイクルを立ち上げる
  • 2023年:MOTORISTSが正規代理店となり日本での販売が開始される
  • 2023年:Motor AwardsでCrossfire 125が最優秀シティバイク賞を受賞する

人気モデル

小排気量~大排気量まで幅広いラインナップとなっています。

Crossfire 125

出典:BRIXTON MOTORCYCLES

Cromwell 125

出典:BRIXTON MOTORCYCLES

Cromwell 1200

出典:BRIXTON MOTORCYCLES

Cromwell 1200はトライアンフのボンネビルとライバルになりそうですね。

日本での展開

まだ輸入販売が中心で、正規ディーラー網はKTMやハスクバーナに比べると弱めです。

それでもクラシカルな見た目と手頃な価格帯から「ネオクラシック系入門バイク」として注目されています。

>>ブリクストンホームページ

オーストリアのバイクメーカーの勢いは本物

「注文したパーツがまだ届いていないから、先に納車して後から付けます」

海外メーカーあるあるですが、KTMのRC390を購入した友人がまさにそれでした。

ここ数年はKTMもハスクバーナも日本でも人気が過熱し納車待ちが続いていました。

しかし、最近はようやく供給体制が整ってきて街中で見かける機会も増えてきた感じがします。

興味が湧きましたらぜひ、いま勢いのあるオーストリアのバイクメーカーに触れてみて欲しいです。

気になるメーカーがあったら、ぜひディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?

ただし、今お乗りのバイクから乗り換えを考えているのであれば、ディーラーでの下取りはオススメしません。

なぜならディーラーで取り扱っている以外の車種には高い値段が付く可能性が低いからです。

少し手間ですが、いったん一括査定に申し込んで、相場を知ってから動き出したほうが損をせずに済みます。

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バイクの写真を送るだけで査定額を提示してくれるので、手間が少なくて済みます。

軍資金は多いに越したことは無いですからね。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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