筆者はガレージにバイクを保管しています。
先日、目と鼻の先でバイクの盗難事件が発生……
明日は我が身と考え、自宅の庭に防犯カメラを設置することにしました。
しかし筆者のお財布事情も含め、設置にあたっては3つの条件がありました。
- 予算は1万円以下
- 電源が不要なタイプ(ソーラー給電)
- 壁に穴を開けたくない
この中でも『外壁に穴を開けないでカメラを取り付ける』が難題でした。
そこで今回は両面テープを使って、確実に固定する方法を採用しました。
なお、先日発生した台風の環境下でも、外れるなど不具合は起こりませんでした。
なので再現性の高い方法と言えます。
本記事は『屋外に電源が無い』『壁に穴を開けずに防犯カメラを取り付けたい』と考えている方のお役に立てると思います。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
穴を開けないで防犯カメラを設置するのに必要なもの
今回設置した防犯カメラはJENNOV社のソーラーパネル付きワイヤレス防犯カメラです。
なお上記のカメラは常時録画タイプではありません。(センサーに反応して録画を開始するタイプです)
メーカーからクラウド上に録画データを保存できるサービスが有料で提供されていますが、SDカードで十分だと思います。
64Gの場合はHD画質だと5時間分録画できます。
取り付けに必要な条件
取り付けのために必要な条件は以下の3つです。
- Wi-Fiが届く範囲であること
- 日当たりが良い場所であること
- 壁が粘着テープに適した素材であること
Wi-Fiが届く範囲であること
家の中に設置した無線LANルーターのカバーできる範囲にカメラを設置することが条件です。
しかし、困ったことに外壁を介すると極端に電波が弱まってしまいます。
このあたりは外壁の材質や無線LANルータの性能で差異があると思います。
筆者はエレコム製(WRC-1167GS2-B)の無線LANルーターを使っています。
もう少しスペックが高いものに交換したらカバーする範囲が広くなるかもしれませんね。
日当たりが確保できる場所であること
ソーラーパネルのみで電源を賄おうとするならば、場所は重要です。
数か月に1回であろうが、カメラを取り外して充電なんて面倒なことをやりたくないですよね。
設置場所を間違えると全然充電されません。
壁が粘着テープに適した素材であること
正直言って、ネジ止めで固定するのに比べてしまうと粘着テープの信頼度は落ちます。
なのでテープ止めする場所の素材はかなり重要。
ツルツルした凹凸の無い金属やプラスチック素材なら心配ありませんが、ザラザラしたサイディングなどの素材の場合は取り付けを断念したほうが無難です。
取り付けに必要な道具類
取り付けのために必要な道具類は以下の4つです。
- 屋外用両面テープ
- PVKボックス
- ネジ、ナット、ワッシャー
- ドライバー
屋外用両面テープ
今回購入した両面テープは自動車メーカーが車両生産工程に使用している超強力な仕様です。
屋外の高温・低温下の過酷な屋外の使用にも耐えられると考え採用しました。
PVKボックス
PVKボックスは電線管などの配管工事で、電線の接続や取り出し等に用いられます。
今回は防犯カメラをネジ止めするために使います。
PVKボックスにネジ止めしてから壁に取り付けることによって、取り付け部分の設置面積を増やし落下を防ぐ作戦です。
設置して1か月が経過しましたがグラつきはありません。
ネジ、ナット、ワッシャー
取り付けるカメラ、ドリルの穴の大きさによって必要な種類と数は変わってきます。
筆者はM5×15の3本入りを購入しました。
あったら便利な道具
- 脚立
- 電動ドライバー
脚立
カメラを取り付ける位置によっては必要ありません。
しかし、ソーラーパネルを出来るだけ日光が当たりやすい位置(例えば屋根の上)に取り付けるために準備しておいたほうが便利です。
後述しますが、ソーラーパネルの取り付け位置はメチャメチャ重要です。
電動ドライバー
PVKボックスにネジ穴を開けるのにあると楽です。
千枚通しでも出来ないことはありませんが、硬いプラスチックのPVCボックスに穴を開けるのはなかなか骨の折れる作業……
ビットがたくさん付いたドライバーは1つ持っていると便利ですよ。
穴をあけない防犯カメラの取り付け手順
筆者はバイクを保管してるイナバガレージに取り付けました。
カメラは本体はシャッターレールの正面パネルの部分。
ソーラーパネルは屋根の上に取り付けました。
PVKボックスの加工
PVKボックスに穴を開ける
電動ドライバーのビットをドリルにPVKボックスに穴を開けます。
この時、先に穴を開ける部分をマジックでマークしておきます。
ドリルは小さな径の物を使って1度貫通させてから、ネジ穴サイズの径のドリルにするとやりやすいです。
初めて電動ドリルを使う方は、先に千本通しを使ってアタリを付けておくと失敗しづらいです。
PVKボックスに両面テープを張り付ける
先にカメラを取り付けてしまうと、両面テープが張りづらくなってしまいます。
貼り付ける面の前面に貼りましょう。
カメラをPVKボックスにネジ止めする
ドリルで開けた穴にネジを通し、PVKボックスにカメラを固定します。
付属のナットとワッシャーで十分に固定されると思います。
が…..緩みが心配な方はロックタイトを塗布しましょう。
防犯カメラを取り付ける
貼り付ける場所は、金属素材のツルツルした場所を選びましょう。
筆者はシャッターの正面パネルに取り付けました。
取り付けの際はパーツクリーナーを使って油分を除去してからにしましょう。
これを怠ると接着力が不十分でカメラが落ちる可能性も……
ソーラーパネルの取り付け
メンテナンスフリーで防犯カメラを設置するには、ソーラーパネルの取り付け位置がメチャメチャ重要です。
なお筆者は一度失敗しています。
ソーラーパネルの取り付け位置に失敗しないために
防犯カメラの上にソーラーパネルを設置している商品画像を目にしませんか?
実は商品画像のようにカメラと同じ並びにソーラーパネルを取り付けてしまうと、十分にバッテリーが充電されません。
筆者もこの取り付け方を試してみましたが、雲一つ無い日でもほとんど充電されませんでした。
なぜなら太陽光パネルの設置角度は、少しだけ傾斜をつけた30度が理想的と言われています。
しかし商品画像のように壁面に取り付けてしまうと、30度を確保出来ないので発電効率がだいぶ悪くなります。
理想的なソーラーパネルの取り付け位置
理想的なソーラーパネルの取り付け位置は屋根の上です。
効果は抜群で、日中のうちにバッテリーはフル充電されます。
なおソーラーパネルは接地面にデコボコが無かったので、直接両面テープで直接貼り付けました。
(屋根の上が汚かったので、だいぶ掃除しました。)
ソーラーパネルとカメラを繋ぐコードは長いので、距離があっても融通が利きます。
余ったコードは耐候性のある結束バンドで結んでおきましょう。
防犯カメラは手軽に自分で取り付けられる
今回取り付けたカメラは人感センサーに反応したら録画を開始するタイプです。
残念ながら1万円以下の予算だと常時録画タイプのものを購入するのは難しいです。
ちゃんとしたモニター付きの常時録画タイプの防犯カメラは高いですからね。
とはいえ、必要十分だったと考えます。
- 外出先でも気になったときにスマホで自宅の様子を確認できる
- 人感センサーの精度が高い(範囲と感度が調整可能)
- 撮影範囲が広い
カメラが設置してあることが自体が抑止力にもなっていますからね。
壁に穴をあけないのでカメラの位置決めに失敗してもやり直せます。
ぜひ本記事を参考に自分で防犯カメラを取り付けてみてはいかがでしょうか?
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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