実はバイクで高速道路を走るときに、制約があるのはご存じですか?
- 排気量
- 免許取得からの期間
- 年齢
排気量に関しては知っている人も多いですが、年齢や免許取得からの期間については知らない人も多いのではないでしょうか?
厳しい話ですが、知らなかったでは済まされないのが法律です。
本記事では、バイクで高速道路を走るときの注意点について、ややこしい説明を省いて簡単にまとめました。
バイクに乗っている人はもちろん、乗らない人も知っていて損は無い知識です。
では行ってみましょう。
バイクで高速道路を走るときの注意点
バイクで高速道路を走行するための注意点は以下の3点です。
- 高速道路の走行に必要な排気量は125cc超
- 2人乗りに排気量の制約は無い
- バイクの高速料金は排気量に関係なく一律
必要な排気量は125cc超
125ccのバイクは走れない
125cc以下の排気量では高速道路を走れません。
つまり125ccのバイクは走っちゃダメってことです。
- 白……50cc
- 黄……90cc
- ピンク……125cc
ナンバープレートの色で識別
ホンダのPCXなど、車体の大きさが一緒で排気量が異なる車種もありますよね。
- PCX125
- PCX160
前者は条件を満たしていないので高速道路を走れませんが、後者は走れます。
しかし、外観上はほぼ見分けがつきません。
この場合はナンバーの色で識別しましょう。
ピンク色のナンバープレートが付いているバイクは原付二種です。
つまり排気量が125cc以下なので高速道路を走れません。
2人乗りに排気量の制約は無い
125ccを超えていれば2人乗りOK
実は、20年近く前までは高速道路での2人乗りは禁止されていました。
高速自動車国道及び自動車専用道路(以下「高速道路」といいます。)での自動二輪車(125cc超)の二人乗りは、改正道路交通法の施行に伴い、平成17年4月1日から、条件付きで可能となりました。
引用:NEXCO中日本
法律が改正されて、高速道路に乗れる条件を満たしたバイクであれば、どの排気量のバイクも同列に扱われます。
なので排気量が125ccを超えていれば、2人乗りしても問題ありません。
運転者の制約がある
高速道路におけるバイクの二人乗りの条件は以下の2点です。
- 二輪免許を取得してから3年が経過している
- 運転者の年齢が20歳以上
とはいえ、免許証を見せない限りは気づかれませんよね。
二輪免許を取得してから3年が経過している
一般道での2人乗りは二輪免許を取得してから1年経過しているのが条件です。
しかし、高速道路の走行となると条件が3年経過になるのは意外と知られていないのが現状です。
運転者の年齢が20歳以上
これもあまり認知されていない規制のひとつですよね。
とはいえ普通二輪免許の取得は16歳から。
大体の方が二輪免許を取得してから3年が経過するころには、20歳を超えているケースが多いと思います。
違反すると罰則が厳しい
違反してしまうと、なかなか厳しい罰則が下されます。
違反した場合は運転者に対して大型自動二輪車等乗車方法違反が適用され、反則点数2点、反則金12,000円の罰則に加え、10万円以下の罰金が課せられます。
引用:セゾン自動車火災保険
これだけ罰則が厳しいのは『高速道路の2人乗りは危険』の裏返しと考えます。
2人乗り禁止区間に注意
首都高の一部の区間は2人乗りが禁止されています。
首都高速道路における自動二輪車の二人乗り禁止規制範囲は、東京都公安委員会により指定されています。
引用:首都高速道路株式会社
2人乗りでツーリングをする時はルート設定に注意が必要ですね。
高速料金は排気量に関係なく一律
例えば1500ccの大型バイクと150ccの小型バイクでは、排気量に1000cc以上の差があります。
でも、どちらも高速料金は一律なんです。
バイクの高速道路の料金は、軽自動車と同じに設定されており、普通自動車の8割負担となっています。例えば、普通車が1000円の料金を支払う区間では、バイクは800円となります。
引用:バイクのニュース
軽自動車の同じ料金になっていのは解せないですよね。
バイクの高速は排気量以外にも制約が多い
バイクで高速道路を走行するには、こんなにも制約があったなんて驚きました。
すべて教習所で習っているはずの内容なんですけどね。
とはいえ、知らなかったでは済まされないのが法律です。
法律をしっかり守るのはもちろん、安全運転でバイクライフを楽しみましょう。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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