- 『稼ぐ力』『守る力』『還元する力』 をグラフで簡単に説明
- アイカ工業の事業展開と今後の見通し
先日『アイカ工業【4206】』の株式を取得したので『購入した理由』を書いていきます。



『たまたま』直近の底値付近で買えました
- 直近の決算も悪くなく『売られ過ぎ』感があった
- 株価が下がり配当利回りが『3%』に近づいてきた
アイカ工業は前々から『欲しい!』と思っていたので、IR情報はマメにチェックしていました。
今回の記事では、アイカ工業のIR資料を簡単にまとめたので紹介します。
アイカ工業【4206】とは


アイカ工業は、愛知県名古屋市に本社を置く『化粧板などの住宅関連用品・接着剤』を製造、販売している会社です。


近年は、M&A等を活用した海外進出に力を入れていて、化成品の比率が健装建材を上回っています。
アイカ工業【4206】の株価を分析:IR資料より



数字ばかりで眠たくなりそう



眠たくならないように数値をグラフ化していきますね
今回IR資料を分析するにあたり、参考にした図書はこちらです。
用語や数字の意味は、こちらの記事で解説していますので良かったらご覧ください。


稼ぐ力 → 「〇」


新型コロナウイルスの影響で2021年は売上高が減少していますが、それ以前は安定して売上高を伸ばせています。
ROEも10%付近をキープ出来ているので、稼げている会社だと判断しました。
なお2021年3月期の決算発表では『下半期の営業利益・経常利益は過去最高を更新』したと発表されています。
守る力 → 「〇」


2012年の73.2%をピークに自己資本率は低下していますが、近年は65%付近で安定しています。
『自己資本率は50%を超えていれば倒産リスクは低い』と言われているので問題無さそうですね。
2010年代から積極的に海外M&Aを展開していても、財務状況は安定しています。
守る力は盤石ですね。
還元する力 → 「〇」


アイカ工業は【株主優待制度】を採用していません。
しかし、積極的に利益を株主に還元する考えのようです。
2021年3月期まで、年間配当は12期連続増配中です。
さらに23期連続減配なし。



これはスゴいですね
しかも、2022年3月期も増配を計画中との事。
とは言え『配当性向』が高めなのが気になります。



連続増配がストップしたら、株価がガクっと下がっちゃうかもしれませんね
海外展開 → 「〇」


海外M&Aを積極的に展開した結果、売り上げの半分近くを海外で稼いできています。
地域がアジア・オセアニアに偏っていますが、成長市場である地域なので今後、旺盛な需要が見込まれると思います。
一方で、一部の地域に依存しすぎているのも心配です。



中国がコケたらダメージが大きそうですね
アイカ工業【4206】を買ったキッカケ
4年前に自宅に『造作洗面台を設けたのがキッカケ』でアイカ工業さんを知りました。
木目調のメラミン樹脂を使った造作洗面台の天板が、本物の木と間違えるくらいクオリティ。
本当に驚きました。
このメラミン樹脂を作っているのが『アイカ工業』だったわけです。


調べてみると、製造時に『職人さんの手作業の工程』が有ることわかりました。
※数年前の資料なので現在は自動化されているかもしれません。
私、こういうの大好きなんですよね。
主力である接着剤市場は今後さらなる需要の拡大が見込まれます。
これは、アイカ工業さんの株を買うしかない!と息巻いていたんですが、しばらく高値圏で推移していたので手を出せませんでした。



待ったかいがありましたが、悪手とされている『感情丸出し』動機で購入ですね
まとめ:アイカ工業【4206】の今後の株価は期待できる
アイカ工業【4206】は『稼ぐ力』『守る力』『還元する力』の3拍子揃った素晴らしい会社ですね。
- 売上高が堅調に伸びROEも安定しているので稼げていると考えられる(営業CFも10年で2倍)
- 成長市場であるアジア地域への積極的な進出
- 接着剤市場は今後さらなる需要の拡大が見込まれる
とは言え現在(2021/09/21時点)の株価は決して割安な水準ではありません。
ここは様子を見て、下落時に拾うのも一手だと思います。
今回の記事は以上になります。
当ブログでは個別の銘柄について言及していますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己判断でお願いします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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